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若き経済学者 in 南魚沼

新規エントリは、新しいブログ「若き経済学者 in 南魚沼」に順次アップしていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

2019/04/18(木) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

これまでのブログエントリ、アクセス数トップ10

これまで本ブログで書いたエントリのトップ10は以下の通り。現在は「若き経済学者 in 南魚沼」で書き綴っているところだが、過去エントリは今でも引き続きアクセスがあるので、まとめて紹介しておきたい。


1.経済学の定番教科書
和書から洋書まで、分野とレベル別に定番の教科書をリストアップしたもの。米国経済学Ph.D.課程でスタンダードとなっているものも、授業で扱ったトピックやシラバスと合わせて紹介した。今も引き続きアクセスがあるということは、経済学を学びたいというニーズが強いことを証明しているようでもある。


2.統計学が最強の学問である、という愛と幻想
昨年の統計学ブームに言及し、さらに面白く読める入門書からちょっぴり本格的な教科書までを紹介した。その中でイチオシした "Naked Statistics" は先日待望の翻訳『統計学をまる裸にする』が出版されたところ。今後も経済学と合わせて統計学の学習ニーズは根強くあるように思う。


3.英文ライティングおすすめ参考書
経済学を学ぶ以外で、留学中にもっとも時間をかけたのが英語アカデミック・ライティング。英語で書く際の各種の「ルール」と「スタイル」を最初にきちんと学ぶことが重要。何を書くかだけでなく、それをどう書くかということの大切さを痛感した僕自身の悪戦苦闘の歴史であり、ここで紹介した数多の良書に多くのことを学んだ。


4.英語講義&スピーキングのまとめ
今からネイティブ・スピーカーのように話せるようにはならない、という認識から始まった英語スピーキングの練習では、ライティングと同様に「ルール」と「スタイル」をきちんと抑え、メリハリのあるトークをしようと心がけた。草稿を書くこと、トーク時間を測ること、録音して聞き直すこと、そしてあとはひたすら練習を重ねること。もちろん今も。


5.Freelancer.com の衝撃:英語論文校正・添削の新時代
論文を含め自分が書いた英語はできるだけネイティブチェックをお願いする。真っ赤に修正された箇所からいかに多くのことを学んだか。しかしもちろん校正は決して安くはない。そんな時に見つけたのが、クラウドソーシング世界最大手の Freelancer.com. 初めて利用したときの経験はまさに衝撃。今では絶対に欠くことのできない格安高品質の論文校正サービス。


6.フェイスブックCOO、シェリル・サンドバーグのスピーチ
歴代のアメリカ大統領から、最新のTEDトークまで、現代ほど英語のスピーチに簡単に触れられる時代はないだろう。僕自身、自分のスピーキングにも活かしたいと、オバマ大統領を始め数多くのスピーチを聞いてきたが、そのなかでも特に印象に残ったのが、シェリル・サンドバーグの卒業式スピーチだった。彼女のTEDトークはその後の著書『リーン・イン』へと結実した。


7.メガチャーチの衝撃
アメリカに暮らす中で最も興味を持って見つめていたのが宗教。米国大統領選挙で中絶の是非が議論され、進化論を否定する人が数多く存在するアメリカという国では、日本とはまったく異なる宗教観が形成されている。その最たるものの一つが、このメガチャーチ。目眩がするほどの衝撃を受けた僕の教会潜入記だ。


8.留学前にやっておきたかった読書(ココロ構え編)
海外留学というのはいいことばかりではない。そんな困難を前にしたとき、一番参考になるのは先人たちの経験に学ぶことだと思う。彼らがアメリカやイギリスへ留学した時代、今よりもずっと日本が遠く恋しい思いをし、現地で鬱になるというのは古今東西普遍のテーマと言ってよい。であれば、まずは彼らに学ぶのがいい。


9.「留学は辛い」という、あまり語られることのない不都合な真実
留学中に何か困難なことがあったとしても、「留学」「ツライ」というキーワードで検索なんかしちゃあいけない(苦笑)そんなところに答えはないのだから。


10.英語ノンネイティブ向け、アカデミック・ライティングの決定版
11.英語ノンネイティブ向け、アカデミック・プレゼンテーションの決定版
ライティングもプレゼンテーションも、著者 Adrian Wallwork のこのシリーズは大変に素晴らしい。数多くのノンネイティブ学生の論文を指導した経験に裏打ちされた解説は実に明快で、ノンネイティブだからこそ抱える疑問や悪癖にもきちんと応えている。プレゼンテーションの出だしの話し方や、次のスライドへ移るためのワーディング、そして学会等でのカクテルパーティでどう相手に話しかけ自己紹介するか等々、そのアドバイスは極めて実践的で役に立つ。


以上がこれまでのトップエントリ。今後は、新規エントリをアップしている「若き経済学者 in 南魚沼」にて、引き続きどうぞよろしく。

2014/12/07(日) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

新しいブログを始めることにしました

留学を始めた5年前に書き始めた本ブログ「若き経済学者のアメリカ」でしたが、昨秋に帰国・就職したのを機に、アシスタント・プロフェッサー編として新たなブログ「若き経済学者 in 南魚沼」を始めることにしました。

また言うまでもありませんが、「もう若くないっしょ!?」というツッコミは厳禁です(笑)。大学や授業の様子、研究内容や学会等について綴っていきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。ブックマークや Feedly 等にご登録頂いていた方は、お手数ですが URL変更頂ければ幸いです。

2014/01/20(月) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

ジェフ・ベゾスの果てなき野望と、Amazon にとっての2014年

注目の書『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』がついに翻訳されたようだ。「今だからこそ、ジェフ・ベゾスに学ぶプレゼンテーション」でも書いたように、スティーブ・ジョブズ亡き後、企業経営そしてプレゼンのお手本ともなっているジェフ・ベゾス。


先月は、ドローンでの配送サービス「Prime Air」構想を発表して、世間の話題をさらったジェフ・ベゾス。彼がいったいどこまでの「果てなき野望」を胸の内に秘めているのかは知る由もないが、もっと短期的にみても、昨年から加速した電子書籍化の流れは、今年ますます激化していくだろう。さらには、タブレット市場での競争や動画配信等のサービスと合わせて、Amazon が消費者行動をさらに大きく変えていくように思う。


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2014/01/05(日) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

2013年の海外ボードゲーム大賞

以前書いたように、宣教師のアニキの家で、思わず夜を徹して白熱してしまったボードゲーム「カタンの開拓者たち」。この大人のゲーム、実によく出来ていて、新たな土地を開拓するという陣取りゲームなのだが、どこを自陣の拠点とし、その土地で何を栽培し、他陣営とどう取引するか、そういう戦略性がとても巧く組み込まれているのだ。ほんと、はまってしまったわ。

参考:海外ボードゲーム「カタンの開拓者たち」にはまる


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photo credit: gadl via photopin cc


しかも、「日本カタン協会」なるものが既に存在し、先日は東京都大田区にて今年最後のカタン大会が、さらに年が明けてからは早速1月5日に京都大会、8日大井町大会と、全国のファンが大変に活発な活動を続けているのである。



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2013/12/31(火) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

2013年、もっともアクセスが多かったブログ記事

2013年もあと数日を残すのみ。あっという間ですね。

ということで、本ブログで今年もっともアクセスが多かった記事トップ10を発表しようではないか。1位から順番に並べます。


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2013/12/27(金) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

ジョホール・バルの歓喜と景気

8月にシンガポールで、ほぼ同じ時期に2つの学会が開催されたため、せっかくだからと思い両方参加してきた。ただ、合間の数日間をどこで過ごそうかと考えた結果、シンガポールの隣町であるマレーシアのジョホール・バルに行ってみることにした。

日本人にとっては「ジョホール・バルの歓喜」として知られる、フランスW杯出場を決めたあの決戦の舞台。このときは予選途上で当時の加茂監督が更迭され、岡田武志が急遽代表監督を務めることとなった。大変に長く険しい道程だったが、それがようやく報いられたのがここジョホール・バルだった。先日書いた「勝負師の勝負対談」で紹介した、岡田と羽生の対談でも、岡田監督が当時の日本メディアから相当なプレッシャーを受け「負けたら日本には居られない」と家族に漏らしていたと振り返っている。




僕がここジョホール・バルを訪れるのも、前回シンガポールに来たときと同じく十年ぶり以上なのだけれども、シンガポールに一週間以上滞在するよりは面白いし、かつ半額の値段で倍以上のクオリティのホテルに泊まれるのがありがたい。シンガポールはほんと、ホテル代が高いからね。

そんなジョホール・バルへは電車やバス等々、いくつもの交通手段があるのだが、今回は初めて乗り合いタクシーを使ってみた。そしてこれが素晴らしく便利でエキサイティングな経験となった。以下の写真が、シンガポール側での乗り合いタクシー乗り場。


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2013/12/12(木) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

シンガポールの歴史-エリート開発主義国家の200年

もう12月なんだが、今年夏に学会で行ってきたシンガポールについて、忘れないうちに記録しておこうと思う。僕としては2度目のシンガポールなのだが、前回行ったのがもう10年以上も前になるだけに、今回見えた景色の多くが目新しく新鮮に写った。

まずはマーライオン。これはもう全く変わらないのだが、この像の向こうに見えるものが全く異なる。そう、マリーナベイ・サンズである。ショッピングモールにホテルそしてカジノまで、ここに出来た一大総合リゾートを目にするのは初めてだ。


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2013/12/10(火) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

フィリピンの台風被害とアメリカの寄付行動

国際大学にはフィリピン政府からの派遣留学生も多く、僕が今学期担当している統計学のTAも一人はフィリピンの留学生だ。だから今回の台風被害は決して他人事ではなく、学内でもファンドレイジング等が行われ、僕も寄付をした。

ここで思い出すのはアメリカでの寄付・募金について。2011年の東日本大震災発生時、僕はアメリカにいたのだけれども、その後各地で展開された寄付や募金のあり方に、大変アメリカ的なものを見たような気がする。

まずもって、アメリカの寄付金額は莫大であり、個人からの寄付が占める比率が高い。2012年の総額は約3,160億ドルで、そのうちの72%が個人からの寄付となっている(Giving USA)。


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2013/11/27(水) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

今更だけど、Amazonキンドルがすごくイイ

先月発売された、Kindle Paperwhite のニューモデル。ラインナップの中でも一番安価だった Wi-Fi モデルを購入したのだが、これが大変すばらしい。移動中にはもう手放せないアイテムだと思う。

iPad でいいじゃないかという人も多いと思うのだが、キンドルの良さはむしろこの読書しかできないという点にあるのではないだろうか。メールやウェブチェックになどに時間を使わずに、しっかりとした読書時間をとる、そういうときにキンドルはもってこいなのである。
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2013/11/24(日) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

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