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若き経済学者のアメリカ ≫ America

メリークリスマスそして米国メガチャーチ

5年間のアメリカ生活で何が一番衝撃的だったかと言えば、それはもうもちろん、今まで何度も書いてきた「メガチャーチ」である。

だから今年、日本でクリスマスを過ごしながらも、どうしても思い出さざるを得ないのである。8,000人の信者を抱えるあのメガチャーチでは、収容人数1,000人のホールをもってしても、8回も(すなわち1週間以上に渡って)クリスマス集会を開催しないと、全員にサービスを提供できないのだと。


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2013/12/25(水) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

アメリカの国立公園も客数伸び悩み中

先日訪れたあの有名なヨセミテ国立公園と、どちらかというと無名なオレゴン州・クレイターレイク国立公園。とはいえクレイターレイクも1902年に国立公園に指定されており、これは米国で5番目に古い。

・ヨセミテ国立公園で森林浴
・クレイターレイク国立公園のディープ・ブルー


そんなアメリカには現在59の国立公園があり、とくにこの時期はキャンプ初心者の家族連れから本格的なロック・クライマーまで、多種多様なアクティビティを楽しむ客で賑わっている。しかしながら、来客数が伸び悩み中というのが、先日の Economist の記事 "Why go outside when you have an iPhone?."


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2013/08/24(土) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

ツールレイク収容所とカリフォルニア/オレゴンの州境

先日訪れたマンザナー強制収容所に続きやってきたのが(参考:日系人収容所跡地を訪れる、西海岸縦断の旅)、カリフォルニア州北部に位置するツールレイク収容所。

ここはマンザナーとは異なり、跡地が保存されているわけでも資料館等があるわけでもない。本当に何もないアメリカの田舎町であり、今は完全に廃れてしまっている。しかし、収容所を設けようとした場所であるわけで、おそらくこの町はその頃の当時から寂れていたのだろうという思いを強くした。

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ツールレイクを後にして北に向かうとすぐに、カリフォルニアとオレゴンの州境に至る。オレゴンは僕にとって初めて訪れる州であり、ロサンゼルスからシアトルまで西海岸を縦断した今回のドライブ旅行の中にあって、間違いなく一番素敵な場所であった。次回以降その魅力をお伝えしたい。

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2013/07/26(金) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

日系人収容所跡地を訪れる、西海岸縦断の旅

ロサンゼルスを出発した僕の今回の旅のゴールはシアトル。米国西海岸の南から北まで、途中寄り道をしながらの縦断ドライブは合計2,750km におよぶ長い旅路となった。

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この旅でとくに訪れたいと思っていたのが、日系人収容所の跡地。第二次世界大戦下、カリフォルニア/オレゴン/ワシントンの西海岸各州とハワイに在住していた日本人移民約12万人が、敵性外国人として全米10ヶ所の収容所に強制移住させられた。

今回の旅の中で僕が訪れたのは、カリフォルニアの砂漠の中にあるマンザナー収容所跡地と、カリフォルニア/オレゴンの州境にあるツールレイク収容所跡地。ノーマン・ミネタ・ヨシオ氏がいたハートマウンテン収容所と最近そこに開館した資料館にも足を運んでみたかったのだが、さすがにワイオミング州までは行く時間がなかった。

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2013/07/10(水) | America | トラックバック(0) | コメント(3)

ロサンゼルスのリトル・トーキョーでラーメンを食す

ちょいとラーメンを食べに行ってきた、こちらのお店まで。雰囲気にてるけど、池袋とか恵比寿の店ではない。

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ロサンゼルスのリトル・トーキョーに店舗を構える、DAIKOKUYA さんである。普通に美味しかったんだけど、ビールに餃子にと色々頼んだら意外に高くついてしまった。こんなに日本っぽい空気の中で食事したら、消費税とチップの高さを忘れちまったじゃないか。

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あと一つとんでもなく驚いてしまったのだが、周りのアメリカ人客、食べ残したラーメンをお持ち帰りしてるのね!いやぁびっくりしたよー。ピザとかサラダなら、残った分をパックに入れてもらって持ち帰るのは全然OKだよ。でもラーメンでしょ?麺のびちゃうじゃないか、と思っていたら、麺とスープは別々のパックに入れてくれるのね。でも、帰宅してからそんなん食べても、絶対に美味しくないよね・・・・。
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2013/07/08(月) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

米国と日本の人口:その相違と類似

2010年のU.S. Census と、日本の国勢調査を比較してみると、人口100万人以上の大都市が日本に12あるのに対し、総人口3.2億人の米国では9都市を数えるのみ。このことからもいかに米国が多数の中小都市と無数の町村から成り立っているかが分かる。


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一方で、日米の都市人口分布には類似したパターンが見られるのがとても興味深い。
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2013/06/18(火) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

アメリカの教会に学んだ最先端の地域密着マーケティング

さて昨日『メガチャーチのメガ化が止まらない』で書いたように、このメガチャーチに通うのは老夫婦の次女夫婦とその4人の子供たちである。一方で、老夫婦の次男はやはり近所に住んでいたものの、もっと伝統的な、つまりは従来からある地域密着にして人間関係も濃い教会に通っていた。

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2013/04/07(日) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

メガチャーチのメガ化が止まらない

これまでに何度か取り上げた、アメリカ人友人の大家族。いつも大変よくしてもらっており、一年のうち夏かクリスマスには必ず遊びに行くようにしている。そんな彼らが通う教会がいま、さらなる進化を遂げているのだと最近知ることとなった。





僕はこの家族を通じてアメリカ社会を垣間見ることが多い。それは大学関係者と付き合っているだけでは決して得られないであろう驚きの連続であり、その一つ一つの衝撃は今も新鮮なまま僕の中に残っている。

・宗教観の衝撃
・家族観の衝撃
・教育観の衝撃

そして、そんな数々のオドロキの中でも最大級のものが、このメガチャーチと呼ばれる、アメリカの現代宗教を象徴する巨大な教会のマネジメントであり、マーケティングだったのである。

・メガチャーチの衝撃

しかし、僕はもう驚かない。これらメガチャーチのメガ化がさらに加速していると知っても。
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2013/04/06(土) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

最狂のランニング本 "EAT & RUN" の翻訳がついに登場

「『究極の走り』Born to Run! Eat & Run!!」でおすすめしたランニングのエッセイ、というか世界のあちこちでウルトラマラソン&現地クッキングという、ちょっぴりエクストリームな男スコット・ジュレクの "EAT & RUN" にいつの間にか翻訳が登場しているではないか。技術論なんかには全く関係なく、何よりも楽しんで走って食べている様子がよく分かる、読んでいるこちらまでが楽しくなれるフォト・エッセイである。


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2013/03/27(水) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

海外ボードゲーム「カタンの開拓者たち」にはまる

さて先日は、宣教師のアニキの家に泊めさせてもらったのだが、そこで初めて知ったのがボードゲーム「カタンの開拓者たち」。この大人のゲーム、実によく出来ていて、思いもかけず夜を徹して白熱してしまった。新たな土地を開拓するという陣取りゲームなのだが、どこを自陣の拠点とし、その土地で何を栽培し、他陣営とどう取引するか、そういう戦略性がうまいこと組み込まれているのだ。
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2012/12/22(土) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

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