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2014年、本ブログでのベストセラー

昨年の「2013年、本ブログでのベストセラー」と同様に、今年一年間に本ブログを通じて購入が多かった書籍をリストアップしてみよう。1位から順番に発表する。「英文ライティングおすすめ参考書」で紹介したものを中心に、今年も英語学習テキストが強かった。


第1位
昨年から連続して首位となったのが、植田一三の『発信型英語スーパーレベルライティング』だ。英語ライティングに関して和書のテキストで一冊選ぶとしたら間違いなくコレ、というくらいのおすすめ。ただし、とてもハイレベルです。




第2位
昨年から順位を2つ上げたのがこちら "The Elements of Style". 英語学習者が避けては通れない、絶対的な定番書。 これを使ってまずは英語ライティングの基本的なスタイルを学び取ろう。

The Elements of Style, Fourth Edition



第3位
昨年からワンランクアップとなったのが、越前敏弥の『日本人なら必ず誤訳する英文』。こちらも非常にレベルの高い英語テキスト。続編『悪訳』と合わせてどうぞ。



第4位
昨年から順位を6つも上げたのが、英語アカデミック・ライティングにおいて僕が最もおすすめしているテキスト "English for Writing Research Papers" だ。これは英語で論文を書くならば絶対に持っておくべき、そして何度も繰り返し熟読すべき一冊だと思う。



第5位
こちらも昨年から3ランクアップの、もう一つのアカデミック・ライティング推薦書 "Academic Writing for Graduate Students" だ。Essential Tasks and Skills というサブタイトルが示すように、論文の各章において書くべき内容とその書き方が簡潔にまとめられている好著である。

Academic Writing for Graduate Students: Essential Tasks and Skills (Michigan Series in English for Academic & Professional Purposes)



第6位
昨年からはランクダウンとなっているものの、この "On Writing Well" も、上記 "The Elements of Style" 同様に、アメリカの学生が読まされるロングセラーにしてベストセラーの一冊である。



第7位
上記の "English for Writing Research Papers" の続刊として出版されたが、こちらのプレゼンテーション編。学会発表のような短い時間でいかに聴衆の記憶に残るような話をするか。トークの出だしから話題の転換、そして最後のまとめまで、大きな戦略とともに、細かいテクニックまで解説する有用な一冊。



第8位
これは嬉しい、去年はトップ10外だったものの、英語ライティングのおすすめの一冊 "How to Write a Lot" がランクイン。
A Practical Guide to Productive Academic Writing というサブタイトルが示唆する通り、どのようにして書くことを習慣づけるかという視点からまとめられた、ユニークかつとても参考になるテキストだ。



第9位
新版が登場した "They Say, I Say" は、アカデミック・ライティングを「テンプレートを使って型を覚える」というアプローチで解説した秀作。応用例も豊富だからこそ、型を覚えても型にはまらずに済む。上記の基本書の次に読むべき一冊と言えよう。

They Say / I Say: The Moves That Matter in Academic Writing


第10位
もう一冊、日本語テキストでランクインしたのが、グーグル日本法人の元社長・村上憲郎氏の『村上式シンプル英語勉強法』。「短期集中で流し込むように覚えろ」と本人がアドバイスするように、一気にやってしまうのがベスト。





というのが今年のランキングだった。その他にも「英文ライティングおすすめ参考書まとめ」では、おすすめ英語テキストをまとめて紹介しているので、ぜひご参考ください。

それでは少し早いですが、皆様どうぞよいお年を!

2014/12/09(火) | English | トラックバック(0) | コメント(1)

The 20 most popular TED Talks, as of this moment

久しぶりのTEDネタ。"The 20 most popular TED Talks, as of this moment" というリストが、公式サイトでアップされていた。

Sir Ken Robinson says schools kill creativity (2006): 23,510,221 views
Jill Bolte Taylor‘s stroke of insight (2008): 14,343,197
Simon Sinek on how great leaders inspire action (2010): 14,228,854
Brene Brown talks about the power of vulnerability (2010): 12,703,623
Amy Cuddy on how your body language shapes who you are (2012): 12,682,694
Pranav Mistry on the thrilling potential of SixthSense (2009): 12,068,105
Tony Robbins asks why we do what we do (2006): 10,425,014
David Gallo‘s underwater astonishments (2007): 10,266,221
Mary Roach on 10 things you didn’t know about orgasm (2009): 9,435,954
Daniel Pink on the surprising science of motivation (2009): 9.176,053
Pattie Maes and Pranav Mistry demo SixthSense (2009): 8, 363,339
Dan Gilbert asks: Why are we happy? (2004): 7,788,151
Hans Rosling shows the best stats you’ve ever seen (2006): 7,685,726
Elizabeth Gilbert on nurturing your creative genius (2009): 7,593,076
Steve Jobs on how to live before you die (2005): 7,223,258
Susan Cain shares the power of introverts (2012): 6,807,240
Keith Barry does brain magic (2004): 6,371,778
David Blaine reveals how he held his breath for 17 minutes (2010): 6,359,084
Pamela Meyer on how to spot a liar (2010): 6,256,589
Arthur Benjamin does mathemagic (2005): 4,951,918


2011年6月時点で人気のあるトークを集計した "The 20 most-watched TED Talks" と比べてみるのも面白い。
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2013/12/17(火) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

英文法の魅力と楽園そして質問箱

里中哲彦の『英語の質問箱』三部作をまとめて読んだのだが、大変気軽に読めて実に勉強になるステキなシリーズだと思う。もっと早くに読んでおけばよかった。

英語学習には、躓きの石がごろごろ。ちょっとした疑問に引っかかって、前に進めなくなることも少なくありません。英語を学ぶ老若男女から寄せられた疑問・質問の中から、英語をマスターする上で有用な事柄を一〇〇選び、明快な回答を付しました。



東京新聞および中日新聞紙上で連載された「英語の質問箱」が加筆編集されて出版されたものだが、これが新書3冊(第一作『英語の質問箱』、第二作『英文法の魅力』、第三作『英文法の楽園』)の分量になるほど連載が続いているのだから、その人気の程が伺える。


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2013/12/04(水) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

社会科学系のための英語研究論文の書き方

日本語で書かれた、英語論文の書き方テキストにはなかなか良いものがない。洋書ではアカデミック・ライティングの "style" に関して、数多くの良作がでており(推薦テキスト一覧)、英語論文を書くならやはり英語テキストを参照したいところではある。

しかしそんな中にあって、たまたま手にしたこのテキスト『社会科学系のための英語研究論文の書き方』は大変よくまっている内容だと思った。

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2013/09/19(木) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

史上最高の英単語テキスト、その実践編がまさかの登場

数多くのテキストを出してきた英単語帳。英語学習者にとって基本中の基本とも言えるこの分野において、史上最高のテキストが昨年登場したのは、まだ記憶に新しい。

これまで僕自身が利用してきた「使える英単語帳」とは、言葉のニュアンスに応じて使い分けたり、パワフルな単語に置き換えて文章を際立たせるものだった。それらとは全く違ったアプローチをとるこの一冊、それが「出ない順」。



各種英語試験には絶対出ない英単語&例文合計150本を、イラスト共に学んでゆきましょう。ネイティヴによる発音を確認できるCD付。



試験に出ない英単語。なんて斬新な視点なんだ。そしてなんて使えないテキストなんだ。と思っていたところに、まさかの続編として「実践編」が登場するなんて・・・。
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2013/09/15(日) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

『日本人の知らない日本語』とシンクロする、僕自身が日本語を教えた経験

累計200万部を越える人気シリーズ『日本人の知らない日本語』に、なんと第四弾<海外編>が登場した。前回の<祝!卒業編>でてっきりシリーズ完結と思っていただけに、これは嬉しい誤算。

以前にも書いたように、このシリーズは大ネタ小ネタ満載の傑作ストーリーが面白いだけでなく、実は僕自身の体験ともえらくシンクロするのである。外国人に日本語を教えるというのが、いかに難しいことか。彼らが使うヘンテコな日本語に思わず笑っちゃうけど、決してそれを哂っちゃいけない。彼らのシンプルな質問に応えるのは、決して簡単なことではないのだから。


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2013/08/22(木) | English | トラックバック(0) | コメント(2)

Ben Yagoda の英語ライティング新刊 "How to Not Write Bad"

以前紹介したように、デラウェア大学の英語教授 Ben Yagoda が書いている英語ライティングに関するエッセイはいつも面白い。

・Comma Sense: A Fun-damental Guide to Punctuation

・Automated grammar-checking の現在と未来

・New York Times の英文ライティング講座


その彼が出した新刊がこの、"How to Not Write Bad: The Most Common Writing Problems and the Best Ways to Avoid Them". タイトルが示唆するように、我々はどうやっても bad に書いてしまうものだ。だったら、それを前提とし、出来るだけそうならないように書くにはどうすればいいの?という問題意識で書かれた一冊だ。


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2013/08/06(火) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

25年ぶりのマーク・ピーターセン『実践 日本人の英語』は優れた英文ライティング・テキスト

今年4月に出版されたマーク・ピーターセンの『実践 日本人の英語』を読み終えたが、素晴らしい内容だと思う。とくに「日本人が書く英語」に対して鋭い指摘が多く、英文ライティングに関する必読書となるのではないだろうか。




著者が1988年に著した『日本人の英語』、そして1990年に出した「続編」はすでに古典的名作として名高い。であるならば、氏の今回の新作「実践編」はまさに新たな古典と呼ぶに相応しい内容だ。



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2013/07/18(木) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

英語やるなら英単語、英単語やるなら短期集中でやれ!

って村上憲郎さんが言っている。僕はそんなエラソーなことは言っていない(笑) でもやっぱり、これまで何度か紹介してきたように、『村上式シンプル英語勉強法』が、とくに英単語に関しては極めて効率的な学習法だと思うわけである。


・「2012年の英語関連書ベストセラー(和書編)」

murakamienglish1.png

<例えばこんなメソッド>
●英語は息継ぎしないで、読む
○英文なんて、S+Vしかない!
●単語は覚えるのではなく、眺める
○リスニングは筋トレ。負荷をかけると速い
●英作文なんてムリ、英借文で乗り切る
○会話は「自分のこと」を100言えればいい



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2013/05/21(火) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

書くことについて語るときに彼らの語ること

昨年出版されたこの本 "Becoming an Academic Writer" がなかなかイイ。アカデミック・ライティングのパートと、ライティング・スタイルのパートに分かれているのだが、前者に関しては優れたテキストが既に数多く出版されているため、本書のよさは主に後半のスタイル論になると思う。

This book helps academic writers gain control over writing and publishing, master specific aspects of academic writing, and improve their productivity.



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2013/05/17(金) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

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