若き経済学者のアメリカ ≫ Books

編集者・松家仁之から小説家・松家仁之へ

村上春樹・「最後まで歩かない」ロングインタビューは、雑誌『考える人』のこれまでの記事の中でも、もっとも強烈に僕の記憶に残っているものである。

そのインタビュアーが、同誌の元編集長・松家仁之。村上春樹との距離感が心地よい。と同時に、彼とその他の作家たちとのやり取りも気持ちのよいものだ。以前にも書いたように、その中には僕が好んで読む沢木耕太郎や、ユニクロCEOの柳井正も含まれていた。

(参考:編集者・松家仁之と男のラブレター
(参考:ユニクロ柳井正の経営哲学


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photo credit: Julie Edgley via photopin cc
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2014/01/12(日) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

最強のクライマー夫婦物語『凍』と、山岳救助漫画『岳』

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photo credit: Phahie / TomFahy.com via photopin cc


期間限定の無料お試しキャンペーンを利用して、Kindle版漫画『岳』を読んだのだが、これが素晴らしく素敵なものだった。本当にすまん今まで読んだことなくて。もしまだ読んだことがない人向けに一言いっておくと、山岳救助をテーマとした漫画で、登山中の遭難で人が亡くなるシーンも多い。それでもなぜ人は山に登るのか、そして救助員は山で死んだ人・助かった人それぞれにどんな言葉をかけるのか、そういう漫画である。
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2014/01/06(月) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

Kindle電子書籍は、iPhone でも iPad でも Android(スマホ/タブレット)でも読める

ということを、知らない人が意外といるようだ。僕も以前はそのように誤解していたのだけれども。実際には、電子書籍(Kindle本)を読むために、Kindle 本体を買う必要はまったくないのである。Amazon の「Kindle 無料アプリ」から、スマートフォン(iPhone/iPod touch/Android)またはタブレットPC(iPad/Android)の該当するアプリをダウンロードするだけ。

現在のスマホ/タブレットの普及率を考えると、相当数の人はKindle書籍を読めるはずだ。しかしそれにしても、Kindle本体が必要になると誤解してしまうのは(僕も初めはそう思っていた)、Amazonのプロモーション不足なのではないかと思う。


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2014/01/04(土) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

青木薫の「訳者あとがき」は、いつも読み応えがある

経済学書を始めとする翻訳を、極めてハイペースで手がける山形浩生。その翻訳書には数多くのファンがいるだけでなく、彼の「あとがき」を楽しみにしている人も多く、それが彼を「稀有な翻訳家」としている所以だ。


「訳者のネームバリューで本が売れる稀有な翻訳家」と言われる山形浩生は、そのあとがきの面白さでも知られる。ことに自然科学、経済、社会学系の翻訳書におけるあとがきは、その本の概要のみならず、当該分野におけるポジショニング、評価などがコンパクトにまとめられていて、「本編よりも面白くてわかりやすい」と評判。その大評判のあとがきを厳選して一冊に収録し、知の最前線を体験してもらおうというのが本書。



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photo credit: iwannt via photopin cc


そして、もう一人の「稀有な翻訳家」が、ポピュラー・サイエンスの名手として知られる青木薫ではないかと思うのだ。彼女も翻訳を多数手がけているが、その「あとがき」を僕は毎回とても楽しみにしているのである。
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2014/01/02(木) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

ブルーバックスもKindle 30%ポイント還元セールに、電子書籍の本気を見た

なんと、講談社のKindleセールは、現代新書だけではなかった。ブルーバックスも全作品が30%ポイント還元中なのである。

これはすごい。なんというか、電子書籍を広げようという本気のヤル気を見せつけているようだ。セール終了時が明記されていないだけに、ブルーバックスファンは冬休みの読書として、ぜひともこのタイミングで注目したいところ。


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2013/12/30(月) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

講談社現代新書の、Kindle 30%ポイント還元セール

冬休み読書用の本を探していたら、講談社現代新書が、なんとKindle本30%ポイント還元セールをやっていることに気づいた。

Kindle本が書籍と比べてすでに10-20%安いわけだから、そこからさらに30%還元となると、書籍の半額近くの値段が付けられていることになる。これはもう電子書籍の長かった黎明期が終わり、ついに本格的な拡大・普及期に入るのではないだろうか。
(参考:今度こそ本当に電子書籍元年か?

もちろんその電子書籍を牽引するのはAmazonであり、Kindleである。つい先日は、業界で一人勝ちを続けるアマゾンに対抗できる「ジャパゾン」を目指す、というニュースがあったけれども、出版社としてはもうアマゾン一択というくらいのところまで来ているのではないだろうか。


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2013/12/29(日) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

2013年、本ブログでのベストセラー

2013年も、もうあとほんと数日を残すのみ。あっという間ですね。

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photo credit: bass_nroll via photopin cc


というわけで、

・2011年、サプライジング・セラー
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/blog-entry-411.html

・2012年、英語テキスト(洋書)ベストセラー
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/blog-entry-549.html

・2012年、英語テキスト(和書)ベストセラー
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/blog-entry-553.html


に続いて、今年の本ブログでのベストセラー・トップ10を発表しようではないか。1位から順番に並べます。
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2013/12/28(土) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

「若き物理学徒」にブログ・タイトルをパクられた?

小山慶太『ケンブリッジの天才科学者たち』が、文庫『若き物理学徒たちのケンブリッジ』として登場。しかしそれにしても気になるのが、書名を思い切り改題してきたところ。ひょっとして・・・、本ブログのタイトル(旧名「若き経済学者のアメリカ」)をパクりました?




というのはもちろん冗談で、パクったのは僕の方であります、もちろん(笑)。
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2013/12/14(土) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

映画『利休にたずねよ』と男の艶

映画『利休にたずねよ』が昨日公開された(公式サイト)。山本兼一の原作を映画化したものだが、「品性と執着と俗欲と」で書いたように、本書は大変に艷(つや)やかで艶(あで)やかで艶(なまめ)かしい一冊。その「艶」が映画でどのように表現されているだろうか、というのが個人的に最も気になるところである。


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2013/12/08(日) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

稀代の勝負師の勝負対談:岡田武史 vs 羽生善治

サッカー日本代表の元監督・岡田武史と、棋士・羽生善治の対談「勝負哲学」を Kindle で読んでいるのだが、とても読み応えがある内容だと思う。




以前にも書いたように、僕は羽生善治の著書を何冊か好んで読んでいるのだが、勝負における直感と論理のバランス、プレッシャーとひらめき、情報収集と戦略などなど、興味深い話がとても多い。

・羽生と将棋と大局観


一方の岡田元監督にしても、『勝利のチームメイク』という本の中で、リーダーシップとマネジメント、選手を切り捨てる非情の采配、敵を欺く情報戦などなど、独自の監督哲学を披露している。野球の古田敦也、ラグビーの平尾誠二といった、スポーツ界を代表する知性との対談は、読者としてもエキサイティングな内容であった。




そんな岡田武史と羽生善治が対談したのだから、本書『勝負哲学』はもう面白くならないワケがない、というワケなのである。
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2013/11/30(土) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

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