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胸がキュンとしなくなる時

あんなにも胸がきゅんきゅん高鳴っていたのに・・・。ドラマ「ブザービート」が終わった。ドラマ自体はもちろんまだ続くのだが、もう観る気がしなくなってしまったのだ。前回第8話の最後、相武紗季の「行かないで」、のあの台詞。言っちゃった~。じゃなくて、(脚本家が)言わせちゃった~、と思ったね。結局またこのパターンなのかと。

今回の相武紗季のシーンで言うならば、「東京ラブストーリー」で有森也実が織田裕二に言うシーンと全く同じではないかと。 この先きっとまた変わり映えのない展開なのだろうとがっくりと肩を落としてしまったのだ。長いこと変化のなかった政治の世界でもいよいよ政権が代わったというのに、この間ドラマ業界は一体何をやっていたんだと思わざるを得ない。進歩や進化どころか変化もなかったのかよと。実際、「ロングバケーション」も「ラブジェネレーション」も、「東京ラブストーリー」を超える展開を見せていない。視聴率は高かったかも知れないけれど、ストーリーの巧みさでは全く及ばないよね。

ところで思ったのだが、ヒロインの名前が、赤名リカ(鈴木保奈美)に、上杉理子(松たか子)に、白河莉子(北川景子)でしょ。もうやめない?その、自由でちょっぴり夢見がちな女の子の名前を似せるのは。だったら、主演男性も、リキとかリクとかにすればもっと笑えるのに。

とかいうことを考えてふと気づいた。ひょっとして恋愛ドラマとはもはや、新たな展開に胸をときめかせるものではないのではないかと。いつも同じような顔ぶれで、いつも同じような展開、そして当然同じような結論。胸がドキドキ目が離せないなどということは全くない。いつトイレに行ってもOKだから大変助かる。そう、これはまさに「水戸黄門」なのだ。「助さん、格さん、やっておしまい」の一言を僕らはいまかいまかと待っている。そしてその台詞が出た瞬間、エモイワレヌ安心感に包まれるのだ。

だから僕は、相武紗季の「行かないで」の台詞に肩を落としてはいけなかったのだ。むしろ、「いよっ、待ってました!」という合いの手を入れるのが、現代ドラマの正しい鑑賞方法なのである。緑茶に饅頭に月9。そうなのだ、ドラマ業界は僕が知らないうちに実は驚くほど自己変革していたのだ。それも政治なんかが及びもつかないくらいにね。

2009/09/03(木) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

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