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編集者・牧野洋

そんな柳井正が尊敬してやまないのが、経営者・松下幸之助と、経営学者・ピータードラッカーだ。ファースト・リテイリング社の経営理念第一条は「顧客の要望に応え、顧客を創造する経営」。まさにドラッカーの哲学から引いた一条となっている。

そのドラッカーが日経新聞「私の履歴書」に連載した内容をまとめたのが『知の巨人 ドラッカー自伝』。本書そのものの面白さもあるが、僕が注目するのはここでも編集者の存在だ。ドラッカーへの長時間インタビューを行い、資料整理から執筆のサポートまで手がけたのが日経新聞(当時)・牧野洋。この名前を僕はもちろん、他の場所で見かけたことがある。留学前に読みたい本として以前オススメした青木昌彦『私の履歴書 人生越境ゲーム』の執筆に携わった記者でもあるのだ。青木昌彦はあとがきのなかでこう述べる。

(「私の履歴書」連載を) 結局お引き受けすることにしたが、それには二つの後押しがあった。一つは、敏腕な記者の方がインタビューにもとづき草稿を準備してくださるということで、具体的には、かつてピーター・ドラッカーの「私の履歴書」の作成に携わった牧野洋記者を選んでくださった。数多くの「私の履歴書」の中でも、それは最も印象に残るものの一つだったので、気持ちが楽になった。



編集者・松家仁之のときに見たように、「特別心に残る本のあとがきに、決まって同じ編集者への謝辞がある」。それは僕とっては、牧野洋に対しても当てはまることだったのだ。


知の巨人 ドラッカー自伝 (日経ビジネス人文庫) 人生越境ゲーム―私の履歴書




2010/10/03(日) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

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