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ネイティブスピーカーの学生に英会話をレッスンしてもらう代わりに、僕が日本語を教えている、ということは以前書いた。これがなかなか難しく、日本人として「日本語」というものを今一度考えさせられる。

彼女は日本語専攻の学部2年生。現在、中級レベルの日本語クラスを受講しているところだ。これまで日本に行ったことはないし、日本との濃いつながりがあったわけでもない。それでも日本語に興味を持つようになったのは、アニメと漫画の影響らしい。僕はそのアニメについて全く知らなかったのだが、この辺りの事情はメディアが伝える通りなのかと感じた。それから、日本の菓子が大好きとのこと。とくにポッキー。なるほど、アメリカは菓子も大味ですもんね。日本の「ポッキー極細」(※音楽アリ)なんて、その繊細さに感動モノだぞ。グリコさん、グローバルカンパニーとして、ますます頑張って下さい!

さて、彼女の希望で、レッスンは日本語会話ではなく、日本語文法。主に授業の復習+アルファ、といった感じで進めている。中級レベルの日本語というのは、僕が予想していたよりはレベルが高い。まず、日本語がすらすら書ける。漢字、ひらがな、カタカナ、いずれもOKだ。もちろん漢字はまだ難しいと言うが、それでも読みだけはできたりするから驚く。かなり本格的に学んでいるんだと実感する。

具体的には、次のような質問があった。
「は」と「が」の違い、だ。例文にすると、「あれは麻生さんです」と、「あれが麻生さんです」の違いだ。
以前にも同じことをイギリスの友人に聞かれたことがあったので、そうだよね、外国人にとってはここが一つの壁だよね、と思いながら次のように説明する。

「あれは麻生さんです」は、Who is he? に対する回答、
「あれが麻生さんです」は、Who is Mr.Aso? に対する回答なんだよと。
この説明で十分なのかと思っていた。少なくとも以前はこれで、I see. と同意を得ることができた。

しかし、今回はそうはいかなかった。彼女は納得せず、「なぜ違うのか」と続ける。
「え、なぜ?」
「・・・。」
「なぜなんだろうね・・・。」 この時点で宿題決定だ。

それで色々と調べてみると、どうやらこの問題は研究者の間でも議論が今も続いているのだと知る。論文や書籍も出ていて、古典的ながら現在もなおホットなトピックのようだ。
ということで、文脈から判断して、特定個人について話している場合は、「あれが麻生さんです」になるんだという回答しかできなかった。
あぁ、「文脈」で逃げてしまった・・・。
しかし、日本語の先生はこの質問にどう答えているのだろうか。
難しいぞ、日本語(も)。


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2009/01/03(土) | Japan | トラックバック(0) | コメント(0)

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