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留学するという決断

昨年末、文部科学省が発表した統計をきっかけに、「最近のワカモノはますます内向きに」みたいな論調の報道が相次いでいたように記憶している。

OECD等の2008年統計によると、海外の大学等に留学した日本人は各国・地域で約6万7千人となっており、対前年比約11%の減少となっています。


でも、外務省の統計を見ると、海外にいる日本人の全体数は、「永住者」も、留学生を含む「長期滞在」も増加の一途を辿っていることが分かる。直近5年間を地域別に見ても、アジアでの1.29倍の増加に対し、北米でも1.15倍に増えている。

これで何となく腹に落ちた。遥か遣唐使の時代から、幕末の海援隊を経て、メイドインジャパン製品を海外に売り歩くに至るまで、日本は昔から「外向き」だったんじゃないのかと。

日本人にとって海を渡るということは、それこそアメリカがフロンティアを開拓し続けた「西進」、ロシアが凍らない港を求め続けた「南下」、それと匹敵するような国家レベルでビルトインされたマインドではないかと思うのだ。だから、その海を渡るという手段に、留学以外の選択肢が増えているのは、むしろ歓迎すべきことなのではないだろうか。


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個人レベルで考えてもそうだ。島国という語感からは程遠いほど広い国土を持つ日本では、海から離れたところに住んでいる人のほうが圧倒的に多いのである。僕もそうだったが、海に行くというのは何か特別な響きがした。ひと夏に一度の海水浴の思い出だったり、初日の出を拝みに行くであったり、はたまた海沿いドライブの勝負デートだったりとね。

だから、潮の香りをかいでわくわくしない奴はいない。海に辿り着いたらどきどきしながら「海だー!」って叫ぶだろ。さらにその水平線の向こうにある国々と人々を思い描き、いつかそこに行く日を想像してときめかないはずがない。そう考えれば考えるほど、日本人てすんげえ外向きなんじゃないかなーって思うんだけどな。



2011/04/26(火) | Ryuugaku | トラックバック(0) | コメント(0)

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