若き経済学者のアメリカEnglish ≫ いつまでたっても英単語の壁

いつまでたっても英単語の壁

英語で講義するという経験を通じて痛いほど感じた単語不足という根本的な問題。英語に限らずどの語学でもそうなのだろうが、結局は身につけた単語の多さがモノを言うのではないかと思う。ある程度の単語を覚えて英文が読めるようになる。次にそれらの単語を使って自分で英文が書けるようになる。そういうステップで僕もボキャブラリーを増やしてきたのだが、英語で講義するにはそれ以上に大きな壁を乗り越えねばならないのだと、苦いほど認識させられたわけである。

いったん留学してくると、単語をイチから学習し直すなんていう時間はなかなか取れない。だから後悔の気持ちを込めて書くならば、留学前に集中して英単語をやっておくべきだったということ。いや、オレだって前にも書いたように、留学前の時間を使っていろいろとやったワケよ。だがそれを批判的に思い返すなら、いろいろやり過ぎた、ということなのである。

リーディングもライティングも、上達する機会は留学してからの方が圧倒的に多く、関連する英文教材も遥かに豊富で安価だ。だからそれを日本にいるときにやるのは賢明ではなかったと、今更ながらに反省するわけだ。やるなら絶対に英単語、それも短期集中でやるべきだったのだ。

それは結局は英単語の数がすべての英語力の基本になるということと、英単語テキストは日本語のものしかいいものがない、ということによる。Google日本法人の元社長・村上憲郎氏がその著書『村上式シンプル英語勉強法』の中で一ついいことを言っている。曰く、英単語のインプットは流し込むように、一日1万語を眺めて覚えろ、ということ。

そういう体育会チックなやり方は俺の好みではないし、正直なところ、もっとインテリジェントにかつスタイリッシュにやろーぜっていう気持ちは今もある。だけど、そのせいで集中して覚える機会をこれまで作らず、その結果いまこうして苦労してるのかしら、と思わざるを得ないのもまた事実なのだ。村上氏が外資系企業に転じた最初の数ヶ月間のような猛トレーニングも、どこかで必要だったのではないかと。

彼の方法論に賛同するにしてもその効果は人それぞれだろうし、僕はいま書いたようにどちらかと言えば否定的である。でも彼の著書の中で思いがけず共感したのが、彼がリストアップしたテキスト。3つ挙げているのだが一番お薦めしているのが『発信型英語スーパーボキャブラリービルディング』。偶然にもこれは、あの植田一三の手によるテキストなのだよ。「あの植田」を覚えているだろうか?

そう、以前、英文ライティングについて書いた際に言及した『発信型英語スーパーレベルライティング』の著者にして、日本人最高峰の英語講師ではないかと僕が密かに思っている、あの植田一三のことである。と同時に、あの想像を絶するファッションセンスの彼のことでもあるぞ(笑)。

だから思わず僕は「何だよ、村上さんも植田一三のハンパねぇ実力、知ってたのかよ」と、タメ口の親近感を感じてしまったのだ。村上氏が、第2位および3位にお勧めしている『英単語ピーナツ』シリーズ(金・銀・銅)と、『ニュース英語パワーボキャビル』シリーズ(4000語・3000語)も確かに悪くはない。しかし実際にそれぞれを並べて比較すると分かるが、やっぱり植田のスーパーレベルが頭一つも二つも抜きん出ている。それくらい彼の英語テキストのクオリティは圧倒的だ。人を見かけで判断してはならぬという極めて好い例だと思うね、本当に。


村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける 発信型英語10000語レベル スーパーボキャブラリービルディング(CD3枚付) (CD BOOK)








2011/07/17(日) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/tb.php/337-463371eb
 |  HOME  |