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現代のアーミッシュの現実

移民当時の生活様式を頑なに守り、今も電気や電話・自動車といったプロダクツに背を向け続けるアーミッシュ。しかし、本当にそんな暮らしが可能なのだろうか、というのは極めて自然な疑問だと思う。

で、答えから先に言えば、実はけっこーゆるい生活をしているのである。例えば、自動車を「所有」してはならないが、「利用」することは構わないとか、電話の私的利用はだめだけど仕事で使うならOKとかね。時代に合わせて柔軟にルールを変更してきたといえば聞こえはいいが、結局のところかなりルーズなんじゃね?と思ったりもするわけだ。ちなみに大方の予想通り、若い人はより現代的な暮らしをしているわけで、iPhone も iPad も持っているし、Facebook もやっている。ま、そういうもんだよね(笑)。

だからここに住むグランマに言わせると、「アーミッシュの人たちは周りの好意に甘えている」という批判になる。家族揃ってちょっと遠くまで買い物に行くから車に乗せて、なんていうリクエストは、実はしょっちゅうあるのだ。確かに馬車じゃ行けない場所も多いもんね・・・。

そういう地元の声を聞くと、アーミッシュの精神を「便利さの代償に文明社会がなくした大切なもの」と(だけ)評価する言説が、いかにナイーブなものかが分かる。なにしろ僕らと同じもの持ってるんだからね、普通に。もちろん古き生活様式の多くは今も見受けられる。しかしそれを「頑なに」受け継いできたというよりはむしろ、「強かに」受け入れてきたと捉える方が、彼らの精神をより理解できるのではないかと思う。それにしても、自分の孫にはとことん甘いこのグランマだが、アーミッシュの人たちにはいつもなかなか辛口である。


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2011/11/11(金) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

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