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欧州サッカーと「マネー・ボール」

スティーブ・ジョブズ特集が読みたくて手にした、雑誌WIRED復刊第二号。それはそれで面白かったのだが、実のところその特集以上に興味深く読んだのが、「欧州サッカーと『マネー・ボール』」という記事。データ革命が欧州サッカーを「野球化」していく現状を、『ジャパンはなぜ負けるのか』の著者サイモン・クーパーが詳しくリポートしている。

WIRED (ワイアード) VOL.2 (GQ JAPAN2011年12月号増刊)

以前書いたフットボールの統計学で紹介したWSJの記事を、もっとテクニカルに、かつ歴史的経緯とともに解説したような内容だ。データ分析にとくに熱心に取り組んできたアーセナルのベンゲル監督、データを基に移籍戦略を立て(て失敗し)たマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督。そして先のWSJ記事と同様、最も新しい「数字屋」チームとして、リバプールの舞台裏にも潜入する。さてそのリバプールは現在プレミアリーグ7位。う~ん、統計野郎がサッカー界を席巻するには、もう少し時間がかかるかもね。

ところで欧州では既に何社ものデータ会社が市場参入しているのだが、日本のスポーツデータの提供元は殆どの場合がデータスタジアム社。今のところ独占状態なのだろうが、ここに新規参入が相次ぐのもまた時間の問題かも知れない。サッカーの世界においても、データ・マネジメントの流れは止まらない。 


「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理 マネー・ボール (RHブックス・プラス)




2011/12/19(月) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

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