若き経済学者のアメリカAmerica ≫ 地理観の衝撃

地理観の衝撃

この家族は、老夫婦もその子供たち4人も、極めてドメスティックだ。ドメスティックというのはアメリカの外に出たことがほとんどない、という意味で。せいぜい長女が学生時代にヨーロッパを旅行したという話くらいしか、海外に出たという話を聞かない。

だからこそ、日本はおろか、アジアのことは全くといっていいほど知らないのだ。僕が遊びに来てもね・・・。そんな彼らだから、次のような質問が普通に、真面目に出てくる。

「東京からソウルまでは車で何時間かかるのか?」
「東京と香港の間に電車は走っているのか?」

そうか、、、そこから教えないといけなかったか・・・、とちょっぴり悲しくなりながらも、日本は島国であること、そこからアジアの各都市に飛行機でどれくらいかかるかを教える。ただ、それでもまだぴんと来ていないんだろうなぁ~。

そして、この地理観は決してこの家族だけのものではない。僕のクラスメイトも似たり寄ったりだ。もちろんアジアからの留学生はみなアジアの地理は分かっているのだが、アメリカ人やヨーロッパ人になるともうだめだ。香港を韓国の中にある一都市だと思っているクラスメイトがいて、アジア人留学生一同唖然としてしまったこともある。一体どんな世界地図を頭の中で描いているのかと。

ただこれも無理ないことか。自分も同じことだ。例えば、
・アイオワ州の州都は?          ・・・ わかりません。。。
・オクラホマ州と接している州は?    ・・・ わかりません。。。

世界に目を向けても、イラクと国境を共有する国、コンゴと国境を共有する国、全部挙げられない。。。(恥ずかしいので急きょ調べましたが・・・)

それくらい、僕は他の都市や国の基本的なことすら知らないし、逆に僕の生まれ育った東京や日本のことも知られていないのだ。地理ですらこの程度だ、歴史や政治の話になったら、お互いに一体どれほどのことを知らないのだろうか。

ということを痛感したこともまた勉強だと思っておこう。「無知の知」だ、と開き直るわけではないので、これから少しでも吸収する努力を続けていこうと思う。世界のことを余りにも知らないと知るたびに、それでもそのことを知ることができたという意味で、留学できた今の状況に感謝するのだ。



2009/01/15(木) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/tb.php/41-885cb215
 |  HOME  |