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アメリカ人の日本語に思わず涙する

僕は毎週毎週、アメリカ人の友人とミーティングして、自分が書いた英文を読んでもらいコメントをもらっている。その添削は大変にありがたいもので、昨年まではアスカに、そして先学期からはハリーに毎回お世話になっている。と同時に、僕は彼らに日本語を教えているのだが、今週は思わずハリー君の文章に涙がこぼれそうになった。

文学青年のハリーは、授業の宿題とは関係なく、自分でテーマを見つけては日本語で短編小説を書いている。今回それを読んでコメントする機会をもらったのだが、その文章があまりに美しく思わず息をのんだ。音読しながらも心にぐっときて、涙ぐみそうになったくらいだ。それくらい本当に素敵な物語だったのだ。

このハリー君は見た目からして草食文学青年。アグレッシブな弁護士のたまごのアスカとは全く異なるタイプだ。その彼の性格がよく現れた今回の物語は、日本語としても極めて繊細で、登場人物の心情の機微をしっかりと文章に落とし込んでいた。日本語の文法としていくつか指摘する点はあったものの、全体のストーリーに関しては文句のつけようがない。それくらい良くできた物語だったと思う。

なんていうか、良くも悪くも、日本語話者=日本人、みたいな感覚があるなか、こうしてアメリカの地で、アメリカ人が書く日本語にこれだけ感動するというのは、想定外であり、だからこそとても貴重な経験だと思うのだ。そういう意味でも、あらためてアスカとハリーにありがとう。


2012/03/14(水) | Japan | トラックバック(0) | コメント(0)

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