若き経済学者のアメリカEconomics ≫ "Beware the Academic spring"

"Beware the Academic spring"

世界の研究者がこぞって、出版社 Elsevier に対するボイコットをしているという記事(Economist)。そんな運動が展開されていたとは全く知らなかった。こちらの署名ページには、既に3,952人の名前が挙がっている。

今回のボイコットでは、イギリスおよびヨーロッパの数学者・自然科学者が中心となっているようだが、決して経済学も無縁ではない。Elsevier が出すジャーナルには、Journal of Economic Theory, Journal of Monetary Economics, Journal of Public Economics といった経済学のものも多く含まれるのだ。

実際、Yahoo! Research の Preston McAfee そしてトロント大学の Martin Osborne 等の経済学者も "won't publish, won't referee, won't do editorial work" と署名している。こうしたボイコットが今後拡大するのか、それともあっさり沈静化するのか、それはもちろん全く分からない。ただ確実に言えるのは、研究者対出版社つまりアカデミック対ビジネスという長年の対立に、いよいよ研究者の不満が抑えられないほど高まっているということなのだろう。

そしてもう一つ、こういう業界構造が変わる兆しがあるというのは、以前にも書いたように、Mendeley のような野心的ベンチャー企業にとっては、まさにビッグチャンスに他ならない。個人的に今回のボイコット運動以上に注目しているのが、あの若きクールな創業者たちがいまどんな戦略を考え、次に何を仕掛けてくるのかということ。面白くなるかもね、この業界。




2012/02/06(月) | Economics | トラックバック(0) | コメント(0)

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