若き経済学者のアメリカEconomics ≫ Micro 2 シラバス

Micro 2 シラバス

先学期の Microeconomics 1 に続く、今学期の Microeconomics 2 の内容を簡単にまとめておこう。
1. Game Theory
2. Contract Theory
3. Mechanism Design/Social Choice

担当は若手プロフェッサー。Game Theory のパートはレクチャーノートで、他のパートは、MWG や Bolton の "Contract Theory" を参照しつつ進められていく。それにしても、この Game Theory のレクチャーノートが素晴らしい内容だった。内容そのものというよりも、構成の素晴らしさ、というべきかも知れない。大学院レベルの Game テキストはいくつもあるし、それぞれ内容も豊富だ。当然講義の中で全部教えるなんてことはできないわけだ。となると、どのトピックを取り上げ、どれを切り捨てるか、そしてどのような順序で教えていくか、という点に教授の好みと個性、そして教育哲学が色濃く反映されることになる。この教授のレクチャーは、Justification を極めて重要視しているように感じられた。理論が精緻化されていくプロセスを、一歩ずつ踏みしめ、踏み固めるような授業の進め方だ。なぜこの概念が必要なのか?これがないとどう困るのか?数学のテクニカルな細部にきちんと触れつつも、アイデアに対する本質的な理解が求められた。ただ授業の進度は速く、その当時はついていくだけで必死だったため、今こうしてレクチャーノートを読み返し、授業を振り返ることで、ようやくそう気付いたことなのだが。若手プロフェッサーとはいえ、誰かのレクチャーノートを使いまわしするのではなく、自身の手で体系立てて作り上げている点に、この教授の力量と、この分野に対する愛情、そして教育に対する情熱をひしと感じた授業だった。それに応えられるような成績だったとは言えないのが残念でならないが、それでも今期の授業で文句なくナンバーワンの内容だ。






2009/05/22(金) | Economics | トラックバック(0) | コメント(0)

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