若き経済学者のアメリカEconomics ≫ ビッグデータの時代と、"Data Without Borders"

ビッグデータの時代と、"Data Without Borders"

ここ最近、日米の各種メディアで「ビッグデータ」と言う言葉をよく見かける。例えば、
The Age of Big Data (2月11日、New York Times)
How Companies Learn Your Secrets (2月16日、New York Times)

経営・ビジネスから行政・医療、そしてエンタメ・スポーツまで、そりゃあ至るところに膨大なデータがあるわけだから、それを使わない手はないだろう。映画化された書籍『マネー・ボール』が一つの分かりやすい例であり、同様の取り組みが次第にサッカーにも導入されつつあることは以前書いたとおりだ

それに関連して興味深いのが、"Data Without Borders" の取り組み(現代ビジネス記事)。こうした「オープンデータ化」の動きを見ていると、2010年に11名の著名経済学者が連名で発した "An Open Letter on Expanding Access to Administrative Data for Research in the United States (pdf)" を思い起こす。いずれにしても、経済学者・統計学者そして「データ・サイエンティスト」たちの活躍の場が増えるのは間違いないだろう。


さて、その「国境なきデータ」(とデータ・サイエンティスト)の活動を率いる Jake Porway。彼の Pop Tech でのプレゼンが抜群にうまい。ちょっと早口だけど、冒頭で笑いを誘いつつ、ぐいっと本題に斬り込む。この間わずか30秒。それはまるで、前に書いたように、経済学者ポール・ローマーの最初の30秒を連想させるものだった。この「つかみこそ勝負」という意識はインスパイアされるなあ。





で、あまりに Jake Porway のトークがうまいもんだから、彼のもう一つのトーク@TEDも聞いてみたら、さらにたまげてしもうたよ!Pop Tech のそれと全く同じ台詞、全く同じトーン、全く同じ身振り手振りで、全く同じ笑いを誘う。つまり、どんだけ練習してんだよ!ということ。

おそらく、『スティーブ・ジョブズ脅威のプレゼン』で唯一参考になる(笑)のが、「ひたすら練習あるのみ」というポイントだと思うのだが、僕はその実践例をいま、この Jake Porway に見た気がする。ビッグデータの時代に求められるのは、データに語らせるだけでなく、自らも流暢に語れる、こういうデータ・サイエンティストなのではないだろうか。






2012/03/09(金) | Economics | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/tb.php/439-4b6cd0fa
 |  HOME  |