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いまそこにある、英単語の壁

英語は「英単語に始まり、英単語に終わる」のか知らんし、「英単語を笑うものは、英単語に泣く」かどうかも分からぬ。ただ僕自身が、いつまで経っても英単語に苦労させられているのは事実である。それはおそらく、(1)読むための英単語、(2)聞くための英単語、(3)書くための英単語、(4)話すための英単語と、それぞれの場合で単語との接し方が異なるために、いつもどこかで躓いている、ということなのではないかと思う。

1.英単語のインプット

上記(1)(2)に関しては、知らない単語の意味を予測することはもちろん欠かせないのだが、結局のところその単語を「知ってる」か「知らない」かであり、そりゃあもう知っているに越したことはないわけである。退屈で怠惰になりがちな単語学習の中にあって、群を抜いていいテキストだと思ったのが、植田一三『スーパーボキャブラリービルディング』。その内容は以前に詳述した通りだが、類書の中でも最もレベルが高いものと思われる。一冊選ぶなら絶対にコレ。植田一三、そのファッションセンスがせめて普通レベルであれば(笑)、もっと売れてしかるべき英語講師だと思うんだけどなあ。

発信型英語10000語レベル スーパーボキャブラリービルディング(CD3枚付) (CD BOOK)



2.英単語のアウトプット

(3)書くための英単語、(4)話すための英単語になると、今度は「使い分け」がとても大事になる。それが以前書いたように、昨年の夏期講習を担当してみて最も痛感したことである。授業中、「はい、ここ注目。テストに出るよー!」っていうときに、毎度毎度 "It is important ..." を繰り返すわけにはいかない。とはいえ何と言えばいい?といったように、同じ内容を話すにしても、どう言い換え、ニュアンスをどう使い分けるべきか、そういう時に役立ったのがシソーラスであり、以下のテキストだった。

関谷英里子の次の二冊は、幼稚に聞こえがちな英単語を一つ置き換えるだけで、全体のトーンががらりと変わる、そんな事例が満載である。小手先のテクニックとは言わずに、自分の手持ちの武器として一つでも増やしておきたい英単語の数々だと思う。それにしても関谷英里子、今では『NHKラジオ 入門ビジネス英語』の講師まで務めたりと、この二冊で一躍売れっ子になったみたいだね。あぁ、植田一三もせめてファッションセンスが(以下省略)。

カリスマ同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳 ビジネスパーソンの英単語帳+70 次の70語でもっとうまくいく


ドクター・ヴァンス『パワー英単語100』も同様のコンセプトで、単語を一つ変えるだけで、文章全体が驚くほどパワフルになる。とくに「パワー動詞」の威力は抜群で、昨年学部生に頼まれて推薦状を書いたときに大変役立った一冊である。脾弱で貧弱だった自分の文章が、見違えるほどアグレッシヴに生まれ変わったのは間違いない。ヴァンスのテキストはこれ以外にも、『英語で考えるスピーキング』等、極めて実践的なラインナップである。

『類語使い分け辞典』はシソーラスであるが、例文も豊富で英単語のニュアンスの違いが分かりやすい。ざっと眺めるだけでも、なるほどと面白く読めた一冊。

ドクター・ヴァンスの ビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100 ビジネス英語類語使い分け辞典








2012/03/29(木) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

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