ワシントンのナショナル・ギャラリーで、伊藤若冲展が今月29日まで開催中。Colorful Realm: Japanese Bird-and-Flower Paintings by Itō Jakuchū (1716–1800)
数年前から爆発的な再評価ブームを巻き起こしている伊藤若冲。もちろん僕もその空気に乗せられて、日本にいた頃しっかりと行列に並んだクチである(笑)。江戸中期に生きた彼のことをグローバル・スタンダードの先駆けと評価する向きもあるが、むしろノン・スタンダードと呼ぶ方が相応しいのではないだろうか。展覧会で実物を見て改めて思ったのだが、その作品のテーマ・モチーフ・サイズ、そしてこの色彩感覚と、余りにも規格外れであり桁違いの絵師である。日本で見る機会を逃した方はぜひワシントンで。




2012/04/21(土) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)