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アーティストと現代アート市場

ロンドンのテート・モダンにて、Damien Hirst 展が、9月9日まで開催中。一方で、ハースト作品の市場価値がここ数年で急速に低下しているという Economist の記事。その記事のソースとなっている、アート作品のオークション落札金額等をおさえたこのデータベースはなかなか面白い。

アート作品とその値付けというのは大変に興味深い。何が作品の価値なのか?それをどう伝えるか?それに見合う値段はいくらか?多くの人が関心を持ちつつも、いまだ多くの謎に包まれたアート市場。その舞台裏をリアルに語る数少ない日本人が、村上隆であり、そのギャラリストを務めた小山登美夫であろう。

作品にまつわるカネの話を赤裸々に語る彼らに対し、業界内の反発は強い。しかしアート作品も商品であり、通常のビジネスと同じように売買されている以上、値札について口を閉ざす方が不自然と言わざるを得ない。しかしその他大勢は今も黙して語らず、だからこそ彼ら二人が現在においても貴重な語り部となっているように思える。

また、以前にも書いたが、自分の作品を既存のアートとどう位置づけどう差別化し、そしてその価値をどのマーケットに向けてどう発信していくかという村上と小山の視点と戦略は、そのまま研究の世界にも当てはまるように思うのだ。


芸術起業論 現代アートビジネス (アスキー新書 61)




2012/05/11(金) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)

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