書原がでんと構える南阿佐ヶ谷駅からさらに南に歩いて行くと、突如視界が開ける場所にぶつかる。それが阿佐ヶ谷住宅。昭和33年に竣工した分譲型集合住宅で、全戸数350世帯うち約半数は前川國男建築設計事務所の設計によるものだ。傾斜屋根型のテラスハウスは大変にキュートで、昭和のあの時代ならではのモダンさが感じられる作りだった。
再開発が予定されているこの団地では以前、アーティストによる作品展が静かに熱く開催されていた。僕はその場に遭遇することができたビジターなのだが、ここはその後どうなっただろうか。
それにしても阿佐ヶ谷だけでなく、この中央線沿線というのはとても趣がある。といっても面白いのは、新宿以西・荻窪以東、もっと限定すれば阿佐ヶ谷・高円寺・中野までくらいだけれども。『中央線なヒト―沿線文化人類学』そして『中央線の呪い』でイキイキと描写されているように、この沿線住民はタイヘンに変であり、だからこそスバラシく魅力的であるのだ。今週末のお出かけはぜひ中央線で。Go West!

それにしても阿佐ヶ谷だけでなく、この中央線沿線というのはとても趣がある。といっても面白いのは、新宿以西・荻窪以東、もっと限定すれば阿佐ヶ谷・高円寺・中野までくらいだけれども。『中央線なヒト―沿線文化人類学』そして『中央線の呪い』でイキイキと描写されているように、この沿線住民はタイヘンに変であり、だからこそスバラシく魅力的であるのだ。今週末のお出かけはぜひ中央線で。Go West!


2012/05/30(水) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)