若き経済学者のアメリカBooks ≫ 東京の本屋の魅力と、書原の魔力

東京の本屋の魅力と、書原の魔力

アメリカでは昨年、大手書店チェーンのボーダーズが倒産して以来、本屋というものが大変つまらなくなってしまった。というのは誤りである。元々つまらなかったのである、多分。

それとは対照的に、東京の本屋はほんと面白い。ジュンク堂書店新宿店と、山下書店東京ドーム店は、残念ながら閉店してしまったけれど、東京堂書店神田神保町店のリニューアルだったり、TSUTAYA代官山店のオープンだったりと、書店回りのニュースには事欠かない。日本に帰るときにいつも書店めぐりの時間を作らねばならないというのは、日本人留学生に必須の To Do であろう。

ちなみに独断で選ぶ、東京のベスト書店は、書原本店である。間違いない。反論は認めません(笑)。都内に複数出店する中型チェーンではあるが、本郷店でも六本木店でも虎ノ門店でもねえ。地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅真上に構えるこの本店こそが、最高にして最強の本屋だぜ。

毎日深夜12:30まで開いているのもスゴイが、店員の知識も店長の愛想の無さも半端ねえ。しかし百聞は一見に如かずというではないか。行っとけ、この魔窟に。丸の内オアゾの『松丸本舗』なんて大したことないなあって思えるから。

それから、書原創業者の上村卓夫による『書店ほどたのしい商売はない』を読んでから行くとなおよろし。書店内では、彼らの生命線である「配置」にクスリと微笑み、ニヤリと笑うことだろう。なにしろ、著者の言葉を真似るなら、「書原ほどおもしろい書店はない」んだからね。

創業40年,「書原」(東京・11店舗)の上村卓夫は「書店とは著者と読者を結ぶ空間,考える楽しみを提示する場所だ」と前置きし,「読者の目線に立った仕入れと配置こそ生命線だ」と力説する.本書では売上スリップの活用術,平台の利用法から買い切りの仕入れ値問題,配本と返品率の改善策まで,著者独自の工夫と提言が存分に語られている.



書店ほどたのしい商売はない




2012/05/28(月) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/tb.php/462-358fd2fa
 |  HOME  |