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漫画とビジネスと佐藤秀峰

前に書いたように、アート界にカネの話を持ち込んだのが村上隆であるならば、漫画界でカネの話を赤裸々に語るのが、『ブラックジャックによろしく』『海猿』等の人気漫画家・佐藤秀峰だ。

これまでに何度も、原稿料の増額や作品の二次使用権等について、出版社側とタフな交渉を続け、その度にブチ切れてはサプライズな暴露を繰り返してきた(関連記事およびインタビュー)。そんな作者が、「売れない、食えない、儲からない」が常識だった漫画界に、非常識な闘いを挑んだ記録がこの新刊『漫画貧乏』

というかその闘いは現在進行形。しかしそれにしても、高給取りの経営者の年収から学者の給与、スポーツ選手の年俸まで、別に隠し通せるものでもないのに、漫画業界やアート業界では、それをひた隠しにするばかりか、真当なビジネス交渉すら存在しない業界体質の摩訶不思議さだけが残る。

こうなると次世代の漫画家たちは、最初から海外市場に向けて作品を描いたりするようになるのかも知れん。それこそ村上隆のアート作品と同じように。漫画を読み続けるためにも英語を学ばねばならんという状況は、大変に不便ではあるが読者のモチベーションは高そうだな。そのおかげで日本人の英語力が一気に上がったりするかもね。


漫画貧乏




2012/11/30(金) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)

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