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モルモン教徒のビジネス・サクセス

前回書いたように、米国ユタ州のソルトレイクシティはモルモン教徒の街。19世紀半ば、迫害されたモルモン教徒たちが指導者 Brigham Young に導かれ、米国中西部そして砂漠地帯を超えて辿り着いた末に築かれた街である。

そんなモルモン教については、共和党の大統領候補ミット・ロムニーが信仰しているということもあって日本のメディアでも報道があったが、モルモン教徒たちの米国財界での活躍ぶりについては、語られる機会が少なかったように思う。

もちろんロムニー自身がベイン・キャピタルの創業者であるのはよく知られている通りだが、それ以外にも、マリオットホテルグループの総帥や、格安航空会社JetBlueを立ち上げた起業家等もモルモン教徒である。Dell や Deloitte & Touche の前CEO、そしてハーバード・ビジネススクールの前学長もやはりモルモン教徒。さらには、『イノベーションのジレンマ』のクレイトン・クリステンセンも、『7つの習慣』のスティーブン・コヴィーもモルモン教徒なのである。

全米の人口比で2%弱しか占めていないことを考えると、彼らのプレゼンスには確かに目を見張るものがある。そしてそれは、ハーバード・ビジネススクール入学生が「3つのM」で代表されるグループに分けられるという点にも明らかだ。すなわち、McKinsey, Military そして Mormon である(Economist記事)。

同記事では、モルモン教徒たちのサクセスストーリーの要因として、organization と missionary work を挙げている。確かに子供の頃からそういうマインドが身についていれば、大人になってから "After that, selling airline seats or life insurance must be a doddle." なのかも知れないね。

日本人の我々がここから何らかの成功のヒントを引き出すならば、米国にMBA留学するなら彼らとお友達になっておくってことなんじゃね?その意味では、いわゆるランキングは低いものの、Brigham Young University のビジネススクール、The Marriott School が意外な狙い目だったりしてね。


The Mormon Way of Doing Business: How Nine Western Boys Reached the Top of Corporate America




2012/06/29(金) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

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