若き経済学者のアメリカEnglish ≫ 英語ノンネイティブ向け、アカデミック・プレゼンテーションの決定版

英語ノンネイティブ向け、アカデミック・プレゼンテーションの決定版

前回紹介した、"English for Writing Research Papers" の著者 Adrian Wallwork は、このライティングを含めたシリーズで、英語ノンネイティブスピーカーの "academic activity" 全般に渡ってアドバイスしている。これがまた素晴らしいのである。

English for Writing Research Papers

シリーズは今後も続刊のようだが、現在ラインアップしているのは、アカデミック・プレゼンテーション、そしてソーシャライゼーションの二冊である。どちらも激しくオススメしたい。まずは「プレゼンテーション編」についてだが、これも前作ライティング編と同様に、英語ノンネイティブの弱点をよく理解した内容となっている。

とくに価値が高いと思うのは、「2章 Writing Out Your Speech in English」と「3章 Pronunciation and Intonation」。昨年の夏の自分の授業経験や、これまでのプレゼンを振り返っても、そうそうそうなんだよ~と頷かざるを得ない箇所多数。

第11章以降は "What to Say and Do at Each Stage of the Presentation" という極めてプラクティカルな助言が続く。個人的には "Ten Ways to Begin a Presentation" そして "Outline and Transitions" のセクションが特に有用だと感じた。いかにスムーズにプレゼンを始め、そしていかにナチュラルに次のスライドへ話題を移していくべきかが解説されている。

English for Presentations at International Conferences


三作目の「ソーシャライゼーション編」も極めて秀逸。そこでは、"Writing Peer Review" だけでなく、"Writing a Reply to the Reviewers' Reports" や "Communicating with the Editor" の章が設けられており、email を中心に、いかにフォーマルに書くべきかがアドバイスされる。こういうのって、フォーマットを含めとても些細なことながら、それこそフォーマルに教えてもらう機会は少ない。その意味で貴重な一冊となっている。

そしてこの本のハイライトは恐らくは第17章以降の "Socializing" について。学会でどうネットワーキングするか、初対面でどう自己紹介するか、そしてどう個別ミーティングまでもっていくか。それと同時に、レセプション等でどんな "small talk" をどう切り出せばよいか、そういう tips というのはマジ有難い。ライティングやスピーキングのテキストはそれこそ数多くあれど、こういうインフォーマルなトークに関する書籍というのは見当たらない。だけど、そしてだからこそ、そこに英語ノンネイティブの「こんな時どうすりゃええねん?」という真剣な悩みがあるのである。

このシリーズの著者 Adrian Wallwork はその点をよーく分かっているのである。だからその一冊一冊が細かい点も含めて、英語ノンネイティブの救いとなっているのだ。もちろん本シリーズの読者は経済学に限らない。実際に、著者は英語の講師として数々の、そして様々な分野のPhDを指導してきたのだ。英語で論文を書く、英語で学会発表する、そして英語でソーシャライズする、そんな機会がある人にとっては、本シリーズを揃えて手元に置いておく価値は相当に高いと思う。スーパーおすすめの三冊であり、今後のシリーズ続刊にも期待したい。


English for Academic Correspondence and Socializing








2012/10/12(金) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://theyoungeconomist.blog115.fc2.com/tb.php/523-9918fc33
 |  HOME  |