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The Shadow Scholar: How I Made a Living Helping College Kids Cheat

さて、以前に紹介した Freelancer.com。ありとあらゆる仕事を世界中のフリーランサーに 個人to個人で受発注するできるため、価格は激安で、しかも納期は即応。それくらい強烈なグローバルコンペティションがここでは繰り広げられているのである。

しかしそのダークサイドとしては、ありとあらゆる仕事をモラルなく発注する側と受注する側をもマッチングさせてしまう、ということが挙げられる。例えばサイトをざっと一覧すればすぐに分かるのだが、レポート代筆なんていう依頼はそれこそ山ほどある。持ち帰りの宿題レポートを終えられない学部生や、タームペーパーを書けない修士、そして博士論文をまとめられない博士、そんなクライアントからの涙ながらの切実な依頼がごまんとあるのである。

ご丁寧なことに、ウィキペディアやその他サイトからの丸ごと引用はだめだよとか、この分野の専門知識を持っている人限定ねとか、経験者のみ募集中とか、クライアントは自分がゴーストライターを雇おうとしているにも関わらず(いやだからこそか)なかなかに注文がうるさい(苦笑)。こういうのを見ると、確かにこうなるよなあと分かってはいても、気分が暗くなるよね。

関連記事)Harvard recently announced that nearly half of the 279 students in a single “Introduction to Congress” class are under investigation for academic dishonesty.



そんな沈鬱とした気分にとどめを刺してくれるのがこの一冊、"The Shadow Scholar: How I Made a Living Helping College Kids Cheat". アカデミアが抱えるこの実に現代的な問題に、その一端を担ってきた影の側からの告白である。

Dave Tomar spent the aughts writing nearly 4,000 papers for undergraduates and graduate students. In his most lucrative year, 2010, he made just over $50,000 — $100 to $120 a paper — but that was being tethered to the computer every single day for the college-paper mill he worked for. No subject was too big, not even a 170-page dissertation on international financial reporting standards.



自分が全く縁のない分野であっても極めて短期間で基礎知識を獲得し、課題レポートのポイントを抑え、自分の(すなわちクライアントの)意見をクリアに盛り込む。そんな彼はまさにゴーストライティングのプロ。そんな彼に学ぶプロの技がこちらの "Tips From a Professional Cheat" だ。もちろんよいこのみんなは真似しちゃダメよ(笑)






2012/11/16(金) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

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