若き経済学者のアメリカClass ≫ 1月、始まりはゆるりと

1月、始まりはゆるりと

秋学期のスタートに比べると、この春学期のスタートはゆっくりとしたものであった。その原因はいくつかある。

まず第一に、留学生のクラスメイトの多くが、授業開始直前になってようやく母国から戻ってきた。明らかに実家で食べ過ぎただろ、というのが一目で分かるほどふっくらして帰ってきた彼もいれば、まだ時差ボケが直らないといった様子の、寝ぼけ眼の彼女もいる。それらが合わさって、クラス全体にのんびりとした空気を醸し出していた。

第二に、オバマの大統領就任式を前に、アメリカ全体に、一種のお祭り騒ぎとでも言えるような、浮かれたムードが漂っていたことが挙げられるだろう。テレビや新聞もそれに関連した報道ばかりが過熱していた時期だ。大学や授業と直接関係があるわけではないのだが、それでもこの世間の空気が大学にも流れ込んでいたことは否定できない。

第三に、この時期は教授陣も忙しい。ジョブマーケットがピークを迎え、どの大学でもプレゼン/面接が相次ぐ。有望なPh.D.を採用しようと、教授側も真剣だ。そのため、1年生の授業にばかり時間を割いているわけにはいかない。そんな事情もある。

そして何よりも、まずは秋学期を終えられたという、僕自身の安心感があった。その安心感は、この先やっていけるだろうという安堵感でもあった。授業や補講を合わせたトータルの時間割は、秋学期の方がキツかった。この春学期は時間的にも楽にこなせるはずだ、そう信じていた。しかし、何とかなるだろうという楽観的観測は、その後、ひょっとするとどうにもならないかも知れないという悲観に変わる。それは、これから2ヶ月後、中間試験の結果が返ってきたときだった。


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2009/05/20(水) | Class | トラックバック(0) | コメント(2)

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C

『1月が、、』

すごく昔のことのように感じるね。
あっという間のような、、、なんていうか、、オバマさん、就任って、、ああ、そうだったなーというか。

きっとこんな風に、ジョブマーケットが先輩のことではなく、自分のことになる日もあっという間なのかもしれないです。

一教科、たった一つの教科でも、悔いが残らないように、来年度もがんばってください。

2009/05/26(火) 17:16:51 | URL | [ 編集]

tamago

『Re: 1月が、、』

> C さん
本当に、1月なんて遥か昔のことのように思えます。
新聞でも少し前に、「オバマの100日」特集が相次いでいました。その内容以前に、「あぁもう100日経ったのか」というのが実感でした。

2009/05/27(水) 21:13:57 | URL | [ 編集]

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