先日書いた「サッカーチームの経済学」の中で紹介したレポート "Deloitte Football Money League 2013" では、チーム毎のより詳しいデータを載せている。その中で興味深いのが、収入の内訳。大きく3つに分けられており、試合入場料、放映権料、その他ビジネスという分類で、その他にはスポンサー収入やグッズ販売収入等が含まれる。各チームの経営戦略の違いを反映しているのだろう、これらの数字がチームによって随分と差があるのだ。
例えば、入場料比率が最も高いのがアーセナル(44%)、放映権料比率が最も高いのがインテル(60%)、その他ビジネス比率が最も高いのがバイエルン(55%)といった具合だ。これらの数字がマーケット別(欧州・米国・アジア等)でも見られたら面白かったのなあ。例えばここ数年ビッグクラブがアジアツアーを行うことが増えたが、それが日本や中国でのグッズ販売にどれだけ貢献しているのか、なんていうのも見てみたいものだ。
The Deloitte Sports Business Group presents the Deloitte Football Money League 2013
2013/02/12(火) | Economics | トラックバック(0) | コメント(0)