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やっぱりスゴイ|世界最大のフリーランスへのアウトソーシングサイト Freelancer.com

僕は英語論文の校正に関しては、「Freelancer.com の衝撃:英語論文校正・添削の新時代」で紹介した Freelancer.com を通して、格安・高品質の論文校正をお願いしているのだが、これがいつも本当に早くて安くて大変重宝している。これはもう、英語で論文を書く研究者や、英文レポートを書くビジネスパーソンにとっては、欠くことのできないツールになるのではないだろうか。


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さて、この Freelancer.com であるが、そのサービスは英語論文校正にとどまらない。何しろサイト名の通り、翻訳・コラム執筆から、情報収集やデータ入力等の簡易作業、そしてWebデザインやプログラミングといったより専門的なプロジェクトまで、ありとあらゆる仕事を世界中のフリーランサーに個人to個人で受発注するマッチングサイトなのである。そのグローバル・コンペティションは凄まじく、正直なところ、その価格破壊ぶり(でも高品質)には目眩がするほど驚いてしまった、というのは前に書いた通りだ。

ユーザ数700万人を抱える同サイトは現在世界最大のフリーランスへのアウトソーシングマーケットとなっており、これまで合計400万プロジェクトが成立し、その取引金額は10億ドルを超える。

で、僕は英語論文校正を発注する側としてしかこのサービスを利用したことがないのだが、この Freelancer.com は各種フリーランス仕事のマーケットプレイスなのだから、当然受注する側に回ることも可能である。

個人的には受注者になる予定は(今のところ)全くないのだが、このサイトはフリーランスで働く日本人にとってもなかなか興味深いサービスだと思うので、これは面白いと思ったポイントを以下にまとめておきたい。そのために、一番わかり易い事例として、日本語/英語の翻訳プロジェクトを取り上げてみた。



1.(今のところ)競争相手がメチャクチャ少ない!

以下のプロジェクトは、4,000字の英語を日本語に翻訳してくれ、という発注書。依頼主は英国在住で、予算は 20-100ポンドが提示されている。注目ポイントは、Bids が5となっていること。つまり、発注から既に時間が経っているのに、現在のところ僅か5人しか本プロジェクトに応募していないという状況なのである。僕が英語校正を発注した際には、たった2時間で17人もの手が挙がったことを考えると、いかに日本語の障壁が高いかが分かるようだ。日本語話者としてのアドヴァンテージを強く感じるではないか。


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2.(今のところ)競争相手に負ける気がしねえ!

次に、このプロジェクトに応募している5人のプロフィールを見てみると・・・、なんと日本人がひとりもいないじゃないか!バングラディッシュ2人、スリランカ1人、ポルトガル1人、国籍不明1人と、まあ何とも多国籍(笑)。でも・・・、この人たち本当に翻訳ができるくらい日本語に長けているのかしら・・・? という不安は、間違いなく発注者も持っていることだろう。であるならば、この入札に日本語ネイティブとして参戦すれば、もっと高い値段を提示したって受注間違いなしだろ、コレ。


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3.(今のところ)アニメ/漫画/オタク記事等の面白ネタだ!

日本語の記事をあえて英語にして発信したいというニーズが最も強いのがこのカルチャー分野なのかも知れない。以下は別プロジェクト(日本語から英語への翻訳)の発注書だが、"Otaku topics" に詳しくて、ある程度の英語ライティングスキルがあれば、これは趣味と実益を兼ねたいい仕事になるかも知れぬ。そのうえ、このプロジェクトにも現在10人しか応募してきていない。300-1,000字の日本語(A4用紙で1枚未満)を英語に訳して$250-750の報酬というのも、いいんじゃないかな?


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というように、上記の例で取り上げた翻訳以外も含めて、フリーランスの多種多様な仕事を超高速で受発注マッチングする、破壊的なサービス Freelancer.com。このウェブサイトを使ったり巡回してみて改めて思うのは、超激戦まさにグローバル・コンペティションの英語と、競争の極めて少ない日本語という著しい対比。

英語論文校正を発注する側として僕自身は格安・高品質のサービスを享受しているが、フリーランスで働く日本人にとっては日本語翻訳等の仕事の受注者としても、このサービスは間違いなく使えると思う。

また、発注する際の一番の注意点は、オープンな入札システムとなっているので、入札者が提示する価格も、彼らのスキルのクオリティもピンきりだということ。誰に発注するかよくよく吟味する必要があるのだ。僕自身は、$30くらいの少額プロジェクトをいくつか発注してみて、論文校正のアウトプットを、品質だけでなくクセや相性も含めて比較検討した上で、自分にとってのベストパートナーを見つけた。だから今はもうオープン入札にはせず、そのパートナーを直接指名して発注している。

上記の Otaku topics の発注依頼書に、"We are looking for those who can work with us on a long-term basis." とあるのも、同じ視点からのものだろう。発注者も受注者も、この玉石混交のマーケットの中から、できるだけ光る玉を見つけたいと思っている。それぞれにとってのベストの相手を見つけるまでには、最初は少々時間がかかるかも知れないが、一旦そこに達してしまえば、その後はちょっと無理な依頼(明日までにお願い!とか)も聞いてもらえたりと、めちゃくちゃ助かるサービスとなってくれるのだ。間違いなく、"long-term" で役立つサイトだと思う。


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2013/03/19(火) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

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