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環境都市ポートランドとグリーン政策

さて、クラフトビールの町ベンドを後にしてやってきたのが、オレゴン州最大の都市ポートランド。アメリカで最も環境に優しい都市としても知られており、"America's 50 Greenest Cities" でも、サンフランシスコやボストンを抑え堂々の第一位だ。

具体的には、公共交通が整備され、リサイクルが進み、再生エネルギー利用に取り組んでいるといった点が評価され、世界の先進・成功事例としても多く取り上げられる場所である。




市内中心部には路面電車が走り、段差がほとんどないため高齢者や車椅子利用者にとってもスムーズに乗り降りできるようになっている。ということはもちろんその他大勢の市民や観光客にとっても大変便利な交通機関であり、それだけで町歩きが快適に楽しくなる。

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自転車通勤を促進するため、自転車専用レーンの整備や駐輪場所の確保なども進められている。実際に町中のあちらこちらで気持よさそうに走る人たちを何人も見た。これは確かに暮らしやすそうな町だなと思うのは、そんな何気ない一瞬だったりするのである。

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路面電車のレールに自転車のタイヤが挟まらないよう御注意、という何ともポートランドらしい標識がこちらだ。

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ゴミの分別も進んでいる、といっても日本の各都市のほうがもっとうるさくやっているよね?という感想を持ち、アメリカNo.1の先進都市といっても、まあアメリカ全体がアレだからね・・・、とか言ってみたくなる。

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ちなみにポートランドに本社を構える世界的企業はいくつもあるのだが、その代表がナイキ。建物内部にはもちろん入れないのだが、その周辺であれば見学可能。ナイキがウェアやシューズを提供してきた往年の名選手の名前が付けられた建物やグラウンドが一帯に広がっている。もちろん自転車通勤者も多そうだった。

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市中にあるナイキのフラッグシップ店。品揃えの多さはもちろん、ポスターの展示等、さながらナイキミュージアムのようである。

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ポートランド州立大学は、街のど真ん中に位置する好ロケーション。そして休日にはキャンパスの入り口周辺でファーマーズマーケットが開かれ、近郊で採れた種々の野菜や果物が所狭しと並んでいる。

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ポートランド周辺に流れるコロンビア川。そこから名前がとられたスポーツブランド Columbia も、ポートランドに本社を置くグローバル企業の一つだ。そのコロンビア川にあるオレゴン最大の滝が、この Multnomah Falls。ポートランドから車で40分程度であり、ドライブに最適な場所。それこそナイキやコロンビア製のウェアやバッグを持ち、ハイキングを楽しむ人で溢れていた。

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今回初めて訪れたポートランド。ニューヨークやロサンゼルスやシカゴに比べたら、それこそ比べようもないくらい小さな都市だ。しかし、住む人にとっての暮らしやすさは十分に伝わってきた。"Walkable City" は郊外に広がり過ぎたアメリカの都市化を批判し、住民が歩いて移動できる街への回帰を訴える。その中で取り上げられるのが、ボストンやサンフランシスコ、そしてここポートランドだ。Walkable という観点からも、この街を愛し離れたがらない人がいる理由が、今回訪れてみてちょっぴり分かった気がする。







2013/09/17(火) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

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