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社会科学系のための英語研究論文の書き方

日本語で書かれた、英語論文の書き方テキストにはなかなか良いものがない。洋書ではアカデミック・ライティングの "style" に関して、数多くの良作がでており(推薦テキスト一覧)、英語論文を書くならやはり英語テキストを参照したいところではある。

しかしそんな中にあって、たまたま手にしたこのテキスト『社会科学系のための英語研究論文の書き方』は大変よくまっている内容だと思った。




著者は、ワシントン州立大学で社会学の博士号を取得し、約20年間カリフォルニア大学リバーサイド校に勤務した経験をもつ。本書のサブタイトルに「執筆から発表・投稿までの基礎知識」とあるように、論文投稿のハウツーも細かく掲載されている点が、アカデミック・ライティングの類書と大きく異なる点だと思う。

コンテンツとしては、そもそも論文を書くとはどういうことか、といったことから、序章・本論・結論といった各章で書くべき具体的内容まで言及されており、本書全体が、以前にアカデミック・ライティングの決定版としてお薦めした "English for Writing Research Papers" や、 "Academic Writing for Graduate Students" の構成と近いつくりだ。


English for Writing Research Papers Academic Writing for Graduate Students: Essential Tasks and Skills (Michigan Series in English for Academic & Professional Purposes)


著者のバックグラウンドから、本書で取り上げられる論文例は社会学に属するものだが、社会科学系の学問を専攻しているのであれば、参考になる点は数多く見つけられるだろう。アカデミック・ライティングで学ぶのは論文の書き方という "style" であるため、テキストの素材が社会学であろうと経済学であろうとサイエンスであろうと、本質的な部分は共通している。

それでも、できるならば同じ分野の人が書いたものを探すのであれば、上記で紹介した洋書2冊は社会科学よりのもの、サイエンス専攻の人であれば、"Science Research Writing: A Guide for Non-Native Speakers of English" と "Scientific Writing and Communication: Papers, Proposals, and Presentations" が読みやすいと思う。


Science Research Writing: A Guide for Non-Native Speakers of English Scientific Writing and Communication: Papers, Proposals, and Presentations



2013/09/19(木) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

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