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ザ・ビッグ・データマンが、スポーツの世界に帰ってきた

先日のFinancial Times の記事 "Nate Silver: Big data’s biggest figure" が詳しく書いているように、あの Nate Silver が、New York Times を離れ、ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネルである ESPN に移ることとなった。

2008年のアメリカ大統領選挙の結果予測で一躍名を上げ、2012年の選挙でその名を不動のものとしたシルバー。初の著書 "The Signal and the Noise: Why So Many Predictions Fail-but Some Don't" も全米ベストセラーとなるなど、いわゆるデータ・サイエンティストとして最も脚光を浴びている人物と言えるだろう。





しかし、シルバーの経歴は、政治とはまったく無縁なところから始まる。シカゴ大学経済学部を卒業後、会計事務所のKPMGに勤めるのだが、彼は後に、この会社に入ったことが人生最大の失敗だと語っている。

当時つまらない仕事に代わって彼が没頭したのが、好きだったメジャーリーグ(本人はデトロイト・タイガースのファン)のデータ分析。まさに小説『マネーボール』で描かれたように、野球選手一人一人のパフォーマンスを数値化するシステムを開発するビジネスに乗り出し、そして成功した。




そんな彼の関心が政治に向かったのがここ数年のことであったが、元々の興味・関心という意味では、今回の移籍は彼にとっての本業回帰と言えるのかも知れない。メジャーリーグを始め、様々なスポーツの新しい見方を提供してくれると期待したい。まあ日本の漫画には既に、プロ野球の超斬新な楽しみ方を教えてくれた『グラゼニ』がありますけどね!




<関連エントリ>
・選挙ウォッチャー:ネイト・シルバーと予測・予想・予報
・マーチマッドネスの終わりと、ネイト・シルバーの予想的中
・統計学が最強の学問である、という愛と幻想



2013/08/20(火) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

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