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アメリカの国立公園も客数伸び悩み中

先日訪れたあの有名なヨセミテ国立公園と、どちらかというと無名なオレゴン州・クレイターレイク国立公園。とはいえクレイターレイクも1902年に国立公園に指定されており、これは米国で5番目に古い。

・ヨセミテ国立公園で森林浴
・クレイターレイク国立公園のディープ・ブルー


そんなアメリカには現在59の国立公園があり、とくにこの時期はキャンプ初心者の家族連れから本格的なロック・クライマーまで、多種多様なアクティビティを楽しむ客で賑わっている。しかしながら、来客数が伸び悩み中というのが、先日の Economist の記事 "Why go outside when you have an iPhone?."


nationalpark_economist.png



全体数は横ばいだが、各国立公園の個別の現状をみると、もちろんその様相はずいぶんと異なる。例えばヨセミテ国立公園であれば、下図に示されるように、2000年代に客数減を経験したものの、その後また持ち直し今では増加傾向にある(National Park Service)。

yosemite_stats.png


他方クレーターレイクはと言えば、以下のように1960年頃にピークを迎え、残念ながらその後は減少傾向にある。

craterlake_stats.png


上記Economistの記事では、国立公園の客数伸び悩みの原因として、iPhoneを始めとするその他のエンタテインメントに時間を取られているという「分かりやすい」理由に言及する。一方で、とてもアメリカらしいなと思ったのが、全人口に占めるマイノリティの比率が高まっている点にも触れているところ。

確かに今回僕が歩いた二つの国立公園を見ても、またその他アウトドアアクティビティに出かけた際にも、その周辺で見かけるのは白人家族が圧倒的に多い。そういうところにもアメリカの断絶というものを見るようだ。

The park service also worries that America’s minorities, who make up an ever-increasing share of the population, are not as interested in its wonders as whites. “Many immigrants come from places that have no history of parks, and they arrive with no cultural connection to places like Yellowstone or Gettysburg or Independence Hall,” Mr Jarvis noted.



ちなみに日本には現在30の国立公園があり、2010年の年間入園者数は3.4億人と、アメリカに比べると人口に占める入園者数はずいぶんと高い。といっても、日本においても1991年の4.2億人をピークに減少傾向のようだ(日経新聞)。

nationalparkjapan.jpg




2013/08/24(土) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

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