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arts & academics 2

美術館に行くのが好きだ。とくにコンテンポラリーアートが面白い。これのどこがアートなのかしら?と思うような作品ばかりだから、それまでは、これが好き、あれが嫌い、みたいに鑑賞してきた。それはそれで楽しかったんだけど、あるときガイドツアーに参加してみたら、こんなにも作品の見方が変わるのか、と驚いたものだ。アートの literature を大事にしたいからこそ、それ以来できる限りガイドツアーに参加することにしている。オーディオガイドでは必要な説明は聞けるけど、十分な質問ができない。だからやっぱりガイドの人に付いて話を聞き、どんどん質問するのがいい。

ヨーロッパの美術館・博物館を初めて巡ったときには、ことごとく無料であったことにびっくりし、社会の公共財として考えられているのだと感銘を受けたものだ。アメリカのそれは少し趣を異にする。「アートマネジメント」という言葉に示されるように、ビジネスとして成立つよう意識されているのを強く感じる。様々なセミナー/ワークショップが開催され、Entertainment & Education で老若男女の来場者を楽しませるし、ミュージアムショップはデザイン豊かで目移りするような品揃えだ。

だからガイドツアーも本当に面白い。大げさな身振り手振り、来場者に次々と投げかける質問、ガイドが一流のエンターテイナーだったりするのだ。そんな中に真面目な解説が入る。作品制作時の社会的背景、作家の問題意識、彼/彼女のアイデアに影響を与えた物事、そして作品が評価される事由などなど。そんなことを理解して改めてそのアートを近くから遠くから眺めてみると、また違った見え方がする。

この夏はアカデミックな論文を読み、アートギャラリーを見て回り、存分にそれぞれの literature に浸ってみようと思う。お金はかからないけれど、何とも贅沢な時間ではないか。

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2009/06/24(水) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)

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