8月にシンガポールで、ほぼ同じ時期に2つの学会が開催されたため、せっかくだからと思い両方参加してきた。ただ、合間の数日間をどこで過ごそうかと考えた結果、シンガポールの隣町であるマレーシアのジョホール・バルに行ってみることにした。
日本人にとっては「ジョホール・バルの歓喜」として知られる、フランスW杯出場を決めたあの決戦の舞台。このときは予選途上で当時の加茂監督が更迭され、岡田武志が急遽代表監督を務めることとなった。大変に長く険しい道程だったが、それがようやく報いられたのがここジョホール・バルだった。先日書いた「勝負師の勝負対談」で紹介した、岡田と羽生の対談でも、岡田監督が当時の日本メディアから相当なプレッシャーを受け「負けたら日本には居られない」と家族に漏らしていたと振り返っている。
僕がここジョホール・バルを訪れるのも、前回シンガポールに来たときと同じく十年ぶり以上なのだけれども、シンガポールに一週間以上滞在するよりは面白いし、かつ半額の値段で倍以上のクオリティのホテルに泊まれるのがありがたい。シンガポールはほんと、ホテル代が高いからね。
そんなジョホール・バルへは電車やバス等々、いくつもの交通手段があるのだが、今回は初めて乗り合いタクシーを使ってみた。そしてこれが素晴らしく便利でエキサイティングな経験となった。以下の写真が、シンガポール側での乗り合いタクシー乗り場。
日本人にとっては「ジョホール・バルの歓喜」として知られる、フランスW杯出場を決めたあの決戦の舞台。このときは予選途上で当時の加茂監督が更迭され、岡田武志が急遽代表監督を務めることとなった。大変に長く険しい道程だったが、それがようやく報いられたのがここジョホール・バルだった。先日書いた「勝負師の勝負対談」で紹介した、岡田と羽生の対談でも、岡田監督が当時の日本メディアから相当なプレッシャーを受け「負けたら日本には居られない」と家族に漏らしていたと振り返っている。
僕がここジョホール・バルを訪れるのも、前回シンガポールに来たときと同じく十年ぶり以上なのだけれども、シンガポールに一週間以上滞在するよりは面白いし、かつ半額の値段で倍以上のクオリティのホテルに泊まれるのがありがたい。シンガポールはほんと、ホテル代が高いからね。
そんなジョホール・バルへは電車やバス等々、いくつもの交通手段があるのだが、今回は初めて乗り合いタクシーを使ってみた。そしてこれが素晴らしく便利でエキサイティングな経験となった。以下の写真が、シンガポール側での乗り合いタクシー乗り場。

あ
あ
タクシー乗り場は町外れにあり閑散とした雰囲気。僕の前にはちょうど二人が並んでいた。料金システムは人数によらず定額で、確か52シンガポールドルだったかな。つまり4人集まると一人13ドルで乗れるが、3人で乗り合わせた場合には一人18ドル(合計54ドル)を支払うことになるわけだ。
前に並んでいた二人は、三人目の僕を見つけてすぐにでも乗り合わせたい様子だった。タクシー運転手も行こうぜって言ってくる。恐らくはそれなりの時間待っていて、ようやく来た三人目が僕だったのではないだろうか。
ただ僕としては、もうしばらく4人目を待ってみるのも悪くないと思っていたので、渋い顔をされながらも「もう一人待とうぜ」と応えてみたのである。だけど結局4人目は来なかったので、今度は僕のほうが渋い顔をしながら「すまん、そろそろ行こうか・・・」って言わざるを得なくなったのだけれども。
そんな乗り合いタクシーの最大の利点は、タクシーに乗ったまま国境越えができる、という点にあると思う。このシステムは素晴らしい。バスなんかだと国境で一旦、乗客が全員降ろされて出入国手続きをすることになり、そこに時間がとられる。一方の乗り合いタクシーは、乗客分のパスポートを運転手がまとめて提出し、出入国審査官もざっと乗客の顔をチェックするだけで終わり。なんて快適なんだ!次にまたシンガポールとジョホール・バルに行く機会があれば、絶対にまたこの交通手段を利用したいと思う。
そして、タクシーに乗ってから40分ほどでジョホール・バル側のタクシー乗り場に到着。車に乗ったままの出入国を考えると、素晴らしく効率がいいと思う。ただ一つの欠点は、国境越えタクシーは乗り場が決められている、ということであろう。シンガポール側の乗り場も町外れだったが、ジョホール・バル側はもっと外れた場所にある。だが基本的には国境越えタクシーは、この2点間を結ぶことだけが許されているため、駅前で降ろしてとか、ホテルまでお願いとか、そういう融通が利かない。そこが弱点なのだけれども、それも含めて大変に楽しめる快適な移動だったと言えるだろう。
こうしたたどり着いたジョホール・バルでの最初の驚きは、街の発展ぶり。十年前に来た時は、ボロい駅舎だったのが、今はこんなにモダンな駅になってました!

さらには、あの頃は原っぱだった駅前でも既に大規模開発が終わっており、高層マンションや小綺麗なショッピングセンターが立ち並ぶ一大ゾーンが形成されていました!

すごいぞ、ジョホール・バル。駅の構内ではさらに新規開発されたマンションの分譲説明会が開かれており、オレまでパンフレット配られちゃったし。地元の人に聞いても、首都クアラルンプールよりもずっと物価が高いのがここジョホール・バルだと言う。
もちろんその背景には、シンガポールの経済成長の恩恵を受けていることと、そこから通勤距離圏にあるためベッドタウン化しているという事情もあるのだが、それにしても驚いた。シンガポールには驚かないけど、ジョホール・バルにはマジびっくりしたわ。
その変貌ぶりに目眩がしそうになりながら、あぁあの頃のジョホール・バルはもう思い出の中にもないのか、とセンチメンタルに町中を彷徨っていたら、あったよ今もまだ昔のままのジョホール・バルが(笑)。やっぱりメシは、ショッピングセンターの米国系ファストフードなんかよりも、こういう地元ご飯が美味しいよね。とくにマレーシアのご飯は美味しく日本人にも合うし、シンガポールで中華系の味に飽きていた頃にはさらに美味しく食べられる。ありがとう、ジョホール・バル。

あ
タクシー乗り場は町外れにあり閑散とした雰囲気。僕の前にはちょうど二人が並んでいた。料金システムは人数によらず定額で、確か52シンガポールドルだったかな。つまり4人集まると一人13ドルで乗れるが、3人で乗り合わせた場合には一人18ドル(合計54ドル)を支払うことになるわけだ。
前に並んでいた二人は、三人目の僕を見つけてすぐにでも乗り合わせたい様子だった。タクシー運転手も行こうぜって言ってくる。恐らくはそれなりの時間待っていて、ようやく来た三人目が僕だったのではないだろうか。
ただ僕としては、もうしばらく4人目を待ってみるのも悪くないと思っていたので、渋い顔をされながらも「もう一人待とうぜ」と応えてみたのである。だけど結局4人目は来なかったので、今度は僕のほうが渋い顔をしながら「すまん、そろそろ行こうか・・・」って言わざるを得なくなったのだけれども。
そんな乗り合いタクシーの最大の利点は、タクシーに乗ったまま国境越えができる、という点にあると思う。このシステムは素晴らしい。バスなんかだと国境で一旦、乗客が全員降ろされて出入国手続きをすることになり、そこに時間がとられる。一方の乗り合いタクシーは、乗客分のパスポートを運転手がまとめて提出し、出入国審査官もざっと乗客の顔をチェックするだけで終わり。なんて快適なんだ!次にまたシンガポールとジョホール・バルに行く機会があれば、絶対にまたこの交通手段を利用したいと思う。
そして、タクシーに乗ってから40分ほどでジョホール・バル側のタクシー乗り場に到着。車に乗ったままの出入国を考えると、素晴らしく効率がいいと思う。ただ一つの欠点は、国境越えタクシーは乗り場が決められている、ということであろう。シンガポール側の乗り場も町外れだったが、ジョホール・バル側はもっと外れた場所にある。だが基本的には国境越えタクシーは、この2点間を結ぶことだけが許されているため、駅前で降ろしてとか、ホテルまでお願いとか、そういう融通が利かない。そこが弱点なのだけれども、それも含めて大変に楽しめる快適な移動だったと言えるだろう。
こうしたたどり着いたジョホール・バルでの最初の驚きは、街の発展ぶり。十年前に来た時は、ボロい駅舎だったのが、今はこんなにモダンな駅になってました!

さらには、あの頃は原っぱだった駅前でも既に大規模開発が終わっており、高層マンションや小綺麗なショッピングセンターが立ち並ぶ一大ゾーンが形成されていました!

すごいぞ、ジョホール・バル。駅の構内ではさらに新規開発されたマンションの分譲説明会が開かれており、オレまでパンフレット配られちゃったし。地元の人に聞いても、首都クアラルンプールよりもずっと物価が高いのがここジョホール・バルだと言う。
もちろんその背景には、シンガポールの経済成長の恩恵を受けていることと、そこから通勤距離圏にあるためベッドタウン化しているという事情もあるのだが、それにしても驚いた。シンガポールには驚かないけど、ジョホール・バルにはマジびっくりしたわ。
その変貌ぶりに目眩がしそうになりながら、あぁあの頃のジョホール・バルはもう思い出の中にもないのか、とセンチメンタルに町中を彷徨っていたら、あったよ今もまだ昔のままのジョホール・バルが(笑)。やっぱりメシは、ショッピングセンターの米国系ファストフードなんかよりも、こういう地元ご飯が美味しいよね。とくにマレーシアのご飯は美味しく日本人にも合うし、シンガポールで中華系の味に飽きていた頃にはさらに美味しく食べられる。ありがとう、ジョホール・バル。

2013/12/12(木) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)