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やなせたかしと、高知県香美市のアンパンマン・ミュージアム

2013年の大きなニュースの一つとして、やなせたかし氏が亡くなったことが挙げられるだろう。誰もが知っている「アンパンマン」の背景にある、誰もが知っているわけではない著者の絶望と希望。それが1月5日(日)放送予定のNHKスペシャル「みんなの夢まもるため ~やなせたかし "アンパンマン人生"~」のテーマだ。


国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親、やなせたかしが94歳の生涯を閉じた。アンパンでできた顔を弱った人に食べさせる可愛いヒーローは、幼児向けの作品だと思われがちだが、その底流には、絶望の連続だったやなせの人生が色濃く投影されている。若き日の過酷な戦争体験。長くヒットに恵まれず苦悩した日々。妻を襲った不治の病…。やなせが作詞したアンパンマンのテーマには「なんのために生まれて なにをして生きるのか」「そうだうれしいんだ生きるよろこび たとえ胸の傷が痛んでも」等々、深い人生哲学が込められている。



僕は昨年の夏、アンパンマンミュージアムを訪れた。現在では全国に4ヶ所(横浜、名古屋、仙台、神戸)でオープンしている同ミュージアムだが、その本家本元が今回僕が行った、やなせ氏の出身地・高知県香美市にある「香美市立やなせたかし記念館 /アンパンマンミュージアム」である。


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ミュージアム内には、数多くのイラスト・デッサンから多種多様なキャラクターグッズまでが展示されている他、やなせたかしの創作活動や日常生活も解説されている。高知市からは少々距離のあるちょっぴり不便な場所に立地しているのだが、僕が訪れた当日は家族連れで大変にぎわっていた。

これだけ長期にわたって、子供にも大人にも愛されるキャラクターというのもなかなかいない。そこに改めてアンパンマンの魅力と、そんなヒーローを苦労の末に生み出したやなせたかしの努力を思わざるを得ない。


そして、必ずしもアンパンマンが一番人気というわけではない、というのもこの物語の面白いところであろう。

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子供たちにとっては、ばいきんまんも大人気キャラクターだ。悪役が必要だと考えてやなせたかしが生み出した敵役とはいえ、アンパンマンがいなくては生きていけない「ばいきん」であり、ときには協力しあうこともある。そんな作者の思いが子供たちに伝わっているからこその人気なのだろう。

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お転婆ドキンちゃん。彼女もまた作品に彩どりを与えてくれる、貴重なキャラクターだ。

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そのドキンちゃんが思いを寄せる、しょくぱんまん様。頭脳明晰のクールキャラだが、そのくせすぐに敵にやられるという悲しい役目を負うことが多い。

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さて、アンパンマン上級者向けにクイズです。どくろ顔のこのキャラクターの名前はなんでしょう?分からない人は、アンパンマンの登場人物をもっと勉強すべし!

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2014/01/03(金) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)

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