若き経済学者のアメリカClass ≫ 米国編(番外)

米国編(番外)

アメリカの地域性について話すのも興味深い。これだけ広い国土があれば、当然、東西南北のエリアによって、文化が著しく異なってくる。というのはよく分かる。日本だってあれだけ地域性・県民性が豊かなんだから。ただ、アメリカで具体的にどう違うのか、がまだよく分からない。行ったことがない地域が沢山あるしなあ。

そんな話題の中で一番面白かったのが、アメリカ人にとっての「田舎」だ。方言やアクセントの違いについて話しているとき、「アメリカだとケンタッキー州出身だと田舎もん扱いされるんだよね」という発言があったのだ。そのときはへええ、と思ったものの、何しろ行ったことないし、出身の友達もいないから、今ひとつ実感に欠けたまま、その会話は終わった。

が、後日たまたま、ケンタッキー出身の人と話す機会があって、ものすごく納得してしまったのだ。彼女は生まれも育ちもケンタッキー。今はケンタッキー州内の大学で、経済学部に学んでいる学部生だ。そして、確かに、都市部出身のアメリカ人から馬鹿にされちゃう感でいっぱいだったのだ・・・。

まず、服装が濃ゆい。思わず、お水商売の方ですか、と勘違いしてしまいそうな格好だ。そして、化粧も濃ゆい。顔は白く、唇は赤い。そこまでくっきり、はっきりしなくてもいいのに。これがケンタッキー・スタンダードなのだろうか。田舎の女の子が大都会に憧れて上京してきましたという、ハリウッド映画だか、アメリカンドラマに出てきそうな雰囲気そのままなのである。こういう子、本当にいるんだー、という素直な驚きだ。

誤解ないよう言っておくと、この子はカワイイ。実際、地元高校ではチアガールで活躍し、アメフト部の主将と付き合い、在学中にはミスコンで優勝した経験もある(かも知れない)。そんな彼女のしゃべり方やアクセントは、次第にマリリン・モンローのそれに聞こえてきた。なにしろ地元ではいまも、ケンタッキーのマリリンとして有名なのだ(たぶん、きっと)。僕が会ったときも、周りに取り巻きらしい男の子が何人もいるなど、マリリンはそのアイドル性を最大限に発揮していた。

大学院に進学したいと言う彼女だが、これから先大変だぞ。勉強が、ではなくて、ケンタッキーを田舎扱いする視線と戦っていくのがだ。映画とドラマでちゃんと予習しているだろうか、その視線の克服の仕方を。道は長く険しいが君ならできる、がんばれマリリン!と応援しているうちに、彼女の本名を忘れた。

負けるなよ、マリリン。

2009/08/17(月) | Class | トラックバック(0) | コメント(0)

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