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ヨーロッパサッカーの新たな中心、ドイツ・ブンデスリーガ

欧州チャンピオンズ・リーグ準決勝で、スペインの強豪バルセロナとレアル・マドリーが揃って敗退した結果、決勝戦はバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントというドイツ対決となった。

チーム経営の面で他チームを引き離すほどの高収入を得て、次々とスタープレイヤーを獲得してきたバルサとレアルは、スペインリーグはもちろんのこと、ヨーロッパサッカーの頂点に立ち続けてきた。

・フットボール・マネーリーグ 2013

・サッカーチームの経済学

・サッカー監督の経済学




しかし、"Germany just seems to have a better business model and the league might be stronger than any other" であり、まさに今 "the power center of European soccer may be shifting" が起こりつつある。

このWSJの記事は準決勝第1レグ前に書かれたものだが、スペイン勢の敗退、それもドイツ勢の圧勝という結果となった今回の試合を振り返ると、いよいよスペインリーグが築き上げた一つの時代が終わり、そしてドイツ・ブンデスリーガの新たな時代が幕を開けようとしているようだ。だからヨーロッパサッカーは面白い。

(WSJ) Germany's club soccer league isn't tops in the "fancy" department. It doesn't come equipped with sheiks in the owners boxes or Russian oligarchs buying and selling superstars on a whim. Its clubs won't pretend to be growing legions of young fans from Jakarta to Minneapolis. But there is something that Borussia Dortmund, Bayern Munich and the rest of the Bundesliga does have: the most competitive field of play (arguably) among Europe's top leagues, an absurdly rich program to develop the next generation of stars and the highest-average attendance on the continent.

2013/05/02(木) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

「われ敗れたり」、コンピュータ将棋電王戦

プロ棋士とコンピュータ将棋ソフトによる5番勝負、第2回電王戦は、1勝3敗1分でプロ棋士が敗れた。

4月20日、日経新聞)今回の電王戦は、個人戦としても団体戦としても、初めて現役プロがソフトに敗れた勝負として広く報じられた。歴史的にもそう記録されるのだろうが、今回の電王戦に臨んだ棋士たちの姿も、記憶に残してほしい。


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現役トップ棋士が初めてコンピュータに屈した第二局は、逆転負けを喫したという意味でも佐藤慎一・四段に多くの批判が寄せられたが、それ以降の将棋ソフトの戦いを見れば、もう認めざるを得ないだろう、その強さを。あのベジータだって認めただろ、カカロットの強さを。と、5手詰みの詰将棋くらいで既にゼエゼエ息切れしている僕が言っても、ぜんぜん説得力ないんだけどね。

・いまさら詰将棋にはまってしまった


そして、トッププロ棋士が揃ってコンピュータに完敗した今だからこそ、改めてその偉大さを認識したい。そもそも第一回の電王戦を企画し、その挑戦者となり、そして見事に敗れた、故・米長邦雄永世棋聖の功績に。今回の第二回電王戦に挑んだ五人のプロ棋士にも、ぜひ少々の時間を置いた後で、冷静な敗戦記を残して欲しいと思う。


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2013/04/21(日) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

エルゼビアがメンデレーを買収:どうなるオープンアクセス?

前々から噂されていたが、メンデレーが買収されることが決まったようだ。

(Guardian) Publishing group Reed Elsevier has upped its efforts to build its digital business with the $100m (£65m) acquisition of London-based academic social network Mendeley.



以前書いたように、メンデレーは論文管理をするだけでなく、研究者間で共有し、さらには共同研究を促すプラットフォームを提供する「アカデミックのソーシャルネットワーク」だ。(London/New York-based provider of a platform for academics to share research and collaborate with each other via a social network)

・クールで野心的な Mendeley


この企業の独創性や革新性、ひとことで言ってしまえば「飛び抜けたクールさ」は、雑誌WIREDの記事「知のシェア – 学術論文における理論と実践」が、余すところなく伝えていると思う。そんなクールなスタートアップが、大手出版に、それもよりによってあのエルゼビアに買収されてしまうことに対し、研究者コミュニティは複雑な受け止め方をしているのである。


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2013/04/12(金) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

サイモン・クーパーの憂鬱

以前も書いたように、『「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理』の著者サイモン・クーパーは優れたサッカー・ジャーナリスト。


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2013/03/17(日) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

グルーポンCEOからの辞任の手紙

日本でもおせち料理騒動があったグルーポン。その共同創業者でもあるアンドリュー・メイソンCEOが昨日更迭された。その彼が従業員に宛てた(と同時にパブリックにも公開した)手紙が話題となっている。確かに・・・なかなか・・・、ユニークだ。

(This is for Groupon employees, but I'm posting it publicly since it will leak anyway)

People of Groupon,

After four and a half intense and wonderful years as CEO of Groupon, I've decided that I'd like to spend more time with my family. Just kidding - I was fired today. If you're wondering why... you haven't been paying attention. (後略)


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2013/03/02(土) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

フィナンシャル・タイムズとウォール・ストリート・ジャーナル

2月13日で、フィナンシャル・タイムズが創刊125週年を迎えたらしい。新規購読者獲得に向け、過去最大の割引キャンペーンなどもやっていたけど、1888年(明治21年)の創刊というのは、意外に歴史浅いんでない?とか思ったわけである。


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2013/02/18(月) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

The Wall Street Journal Top Ten Articles of 2012

というWSJの記事。

1位はなんと、"Why French Parents Are Superior". これは以前も書いたが、明らかに一昨年の『タイガー・マザー』喧騒の反動であろう。


タイガー・マザー
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2013/01/09(水) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

ブルームバーグ "Game Changer" がおもしろい

ブルームバーグのドキュメンタリー番組「ゲーム・チェンジャー」を今一つずつ見ているのだが、どれもクオリティ高いねえ。40-50分程度の番組は、10-15分のTEDトークに比べても十分に長く、ヒアリング教材としても使える。
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2012/02/13(月) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

世界の財布から

Economist の Daily Chart。それにしても・・・、東京の生活費はやっぱり高いんですなぁ。それにしても・・・、上海もリオも、もう全然安くないんですなぁ。

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2010/03/13(土) | News | トラックバック(0) | コメント(4)

Financial Times と WSJ

Wall Street Journal の購読期間が切れたのを機に、Financial Times に乗り換えることにした。せっかくなのでライバル誌も読んで比較してみたいなと。FTを薦める人は、1)より国際的な記事(WSJはアメリカに偏向)、2)内容が正確(WSJは訂正多い)、3)解説が理論的(WSJは見解が弱く説得力に乏しい) といった点を挙げるが、果たしてどうであろうか。

P.S. ちなみに、こちらで書いたように2013年にフィナンシャル・タイムズが創刊125週年を迎えた。一方のウォール・ストリート・ジャーナルの創刊は、FTに遅れること僅か一年。歴史的な意味でも、両紙はいいライバル関係にあるようだ。
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2009/09/24(木) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

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