今更だけど、Amazonキンドルがすごくイイ

先月発売された、Kindle Paperwhite のニューモデル。ラインナップの中でも一番安価だった Wi-Fi モデルを購入したのだが、これが大変すばらしい。移動中にはもう手放せないアイテムだと思う。

iPad でいいじゃないかという人も多いと思うのだが、キンドルの良さはむしろこの読書しかできないという点にあるのではないだろうか。メールやウェブチェックになどに時間を使わずに、しっかりとした読書時間をとる、そういうときにキンドルはもってこいなのである。
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2013/11/24(日) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

11月19日は世界トイレの日

ということらしい、国連制定の。いつもトイレに関して一言モノ申してきた僕にとっては、このことを知らなかったというのは大変にお恥ずかしい。

先進国でもトイレは日常生活において極めて重要なマターなのである。であれば、途上国においては当然さらに緊急を要する課題と言っていい。その問題提起をするために制定されたのが、この World Toilet Day ということなのだ。TOTO を始めとする日本企業も、この分野でさらに貢献できることがあるように思う。


World Toilet Day is a UN recognized event, observed annually on 19 November. This international day of action aims to break the taboo around toilets and draw attention to the global sanitation challenge.

Can you imagine not having a toilet? Can you imagine not having privacy when you need to relieve yourself? Although unthinkable for those living in wealthy parts of the world, this is a harsh reality for many – in fact, one in three people on this globe does not have access to a toilet! Have you ever thought about the true meaning of dignity?

World Toilet Day was created to pose exactly these kind of questions and to raise global awareness of the daily struggle for proper sanitation that a staggering 2.5 billion people face. World Toilet Day brings together different groups such as media, the private sector, development organisations and civil society in a global movement to advocate for safe toilets. Since its inception in 2001, World Toilet Day has become an important platform to demand action from governments and to reach out to wider audiences by showing that toilets can be fun and sexy as well as vital to life.

World Toilet Day is not just about toilet humor, or an attempt to make toilets sexy. World Toilet Day has a serious purpose: it aims to stimulate dialogue about sanitation and break the taboo that still surrounds this issue. In addition, it supports advocacy that highlights the profound impact of the sanitation crisis in a rigorous manner, and seeks to bring to the forefront the health and emotional consequences, as well as the economic impact of inadequate sanitation.

World Toilet Days’ vision is to grow as a collective campaign uniting on 19 November everybody who is passionate about toilets to ensure that access to proper sanitation, which has been declared a human right, becomes a reality for all.





2013/11/22(金) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

NBAとビッグデータと、バスケットボールの統計学

「NBAが巻き起こすビッグデータ革命-選手とボールの動きをすべてデータ化し試合を100倍面白くする」という先日のニューズウィーク記事を興味深く読んだ。
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2013/11/20(水) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

国際大学の紹介

何かと慌ただしくしており、久しぶりのエントリとなるのだが、今年9月に着任した国際大学(新潟県南魚沼市)について簡単に紹介してみたいと思う。

1982年に設立された私立の大学院大学(つまり学部課程はない)で、国際関係学研究科と国際経営学研究科(MBA)の2つの修士課程から構成されている。

僕が着任した国際関係学研究科には、経済学や公共政策等いくつかの専攻があり、履修する講座に合わせて、M.A. in Economics、M.A. in Public Management、M.A. in International Relations 等の学位が授与される。

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2013/11/05(火) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

着任のご挨拶

今年ロチェスター大学で経済学Ph.D.を取得し、このたび国際大学に着任いたしました。

留学を機にこっそりと書き始め、ひっそりと書き続けてきたこのブログですが、これまで読んで下さった方々にお礼申し上げます。誰かが読んでくれているというのは大変うれしいものでした。
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2013/09/27(金) | Others | トラックバック(0) | コメント(4)

いよいよアメリカを離れるときがやってきた

シアトルでゴールを迎えた西海岸縦断ドライブの終わりは、僕のアメリカ生活に終わりを告げるものでもあった。2008年7月に渡米し9月に経済学部博士課程に入学、そしてこの夏、Ph.D.を取得して卒業を迎えた。

5年間の米国生活というのはそれなりに長い時間だったように思う。キャンパス内で学ぶことだけでなく、キャンパスの外でも多くの人にお世話になり、アメリカの歴史や暮らしや価値観に触れる機会があったことに、今とても感謝している。

その中でも一番のありがとうを伝えたかったのが、何度も遊びに行かせてもらったアメリカ人老夫婦。シアトル空港から最後の電話をかけた先も、この二人だった。


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2013/09/24(火) | Others | トラックバック(0) | コメント(2)

シアトル:アメリカ西海岸2,750km縦断ドライブの終着点

ロサンゼルスを出発した今回のドライブ旅行も、ここシアトルでついに終着となった。マンザナー日系人収容所跡地、ヨセミテ国立公園、サンフランシスコとゴールデンゲートブリッジ、ナパ・ソノマのワイナリー、ツールレイク収容所跡、クレーターレイク国立公園、ベンドのクラフトビール醸造所、そして環境都市ポートランドと、旅の途上で多くの寄り道をしながらの2,750kmだった。

まずは事故もトラブルもなく、無事に走り切れたことに安堵。そして、今回の旅のゴールであるこのシアトルの町歩きを楽しんできた。


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2013/09/21(土) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

社会科学系のための英語研究論文の書き方

日本語で書かれた、英語論文の書き方テキストにはなかなか良いものがない。洋書ではアカデミック・ライティングの "style" に関して、数多くの良作がでており(推薦テキスト一覧)、英語論文を書くならやはり英語テキストを参照したいところではある。

しかしそんな中にあって、たまたま手にしたこのテキスト『社会科学系のための英語研究論文の書き方』は大変よくまっている内容だと思った。

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2013/09/19(木) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

環境都市ポートランドとグリーン政策

さて、クラフトビールの町ベンドを後にしてやってきたのが、オレゴン州最大の都市ポートランド。アメリカで最も環境に優しい都市としても知られており、"America's 50 Greenest Cities" でも、サンフランシスコやボストンを抑え堂々の第一位だ。

具体的には、公共交通が整備され、リサイクルが進み、再生エネルギー利用に取り組んでいるといった点が評価され、世界の先進・成功事例としても多く取り上げられる場所である。




市内中心部には路面電車が走り、段差がほとんどないため高齢者や車椅子利用者にとってもスムーズに乗り降りできるようになっている。ということはもちろんその他大勢の市民や観光客にとっても大変便利な交通機関であり、それだけで町歩きが快適に楽しくなる。

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2013/09/17(火) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

史上最高の英単語テキスト、その実践編がまさかの登場

数多くのテキストを出してきた英単語帳。英語学習者にとって基本中の基本とも言えるこの分野において、史上最高のテキストが昨年登場したのは、まだ記憶に新しい。

これまで僕自身が利用してきた「使える英単語帳」とは、言葉のニュアンスに応じて使い分けたり、パワフルな単語に置き換えて文章を際立たせるものだった。それらとは全く違ったアプローチをとるこの一冊、それが「出ない順」。



各種英語試験には絶対出ない英単語&例文合計150本を、イラスト共に学んでゆきましょう。ネイティヴによる発音を確認できるCD付。



試験に出ない英単語。なんて斬新な視点なんだ。そしてなんて使えないテキストなんだ。と思っていたところに、まさかの続編として「実践編」が登場するなんて・・・。
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2013/09/15(日) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

オレゴン州の小さな町ベンドに酔いしれる

ロサンゼルスから車でひたすら北上してきたアメリカ西海岸 2,750km のドライブも、いよいよオレゴン州に入り終盤を迎えた。

1. 日系人収容所跡地を訪れる、西海岸縦断の旅
2. ヨセミテ国立公園で森林浴
3. ゴールデンゲートブリッジを渡ってワインの里ナパ・ソノマへ
4. ツールレイク収容所とカリフォルニア/オレゴンの州境
5. クレイターレイク国立公園のディープ・ブルー


今回の旅のゴールであるシアトルも、地図で見る限りもう近い距離にある。そんな中で立ち寄ったのがベンドという街。オレゴン州最大の都市ポートランドの名前は聞いたり実際に訪れたりする人も多いだろう。それと比べるとベンドは本当に小さい町だ。

しかし、それが、僕にとっては今回の旅で最高に素敵な場所となった。その理由が、この小さな町には不釣り合いなほど数多く存在するクラフト・ビールの醸造所だ。


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2013/09/12(木) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

これはビックリ、クラウドソーシング世界最大手のFreelancer.com をリクルートが買収(か?)

「クラウドソーシング」という言葉がずいぶんと使われるようになった。個人的には英語論文の校正は、以前にも紹介した Freelancer.com というクラウドソーシングを利用している。早くて安くて高品質となれば、これを利用しない手はないわけで、今後はもう校正会社を利用することはないかも知れない。それくらいの破壊力を僕自身も実体験として感じているのである。

・Freelancer.com の衝撃:英語論文校正・添削の新時代

そのクラウドソーシング市場の世界最大手であるフリーランサー・ドット・コムを、日本のリクルートが買収交渉中というニュース。

日本版WSJ)総合人材サービスのリクルートはオーストラリアのフリーランサー・ドット・コムの買収に向け交渉を行っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。買収提示金額は4億米ドル(約400億円)だという。

シドニーに本社を置くフリーランサー・ドット・コムは800万人以上のユーザーを抱え、フリーランスやアウトソーシング、クラウドソーシング市場の世界最大手とされる。2009年の創設以来、230カ国以上のユーザーに12億5000万米ドル規模の仕事を提供しており、発注側でも、労働コストを低く抑えたい小企業による利用がますます増えている。

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2013/09/10(火) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

世界最長のアメリカの鉄道と、世界最正確の日本の鉄道

アメリカはその国土の広さもあって、現在世界最大の鉄道ネットワークを築いている。ところが、日本やフランスやスイスと比べると、圧倒的に利用率が悪く(参考:Railway Statistics (PDF), Wikipedia)、Why don't Americans ride trains? という Economist の記事


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2013/09/08(日) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

サッカー選手移籍市場とプレミア・リーグ

CSKAモスクワの本田圭佑は、残念ながら今年の夏もACミランへの移籍が叶わなかった。しかしながら、移籍市場全体としては大いに賑わった、というEconomistの記事。その中心となったのが、史上最高の移籍金額(£85m)で、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリーへの移籍が決まったガレル・ベイルだ。

Real Madrid’s protracted pursuit of Gareth Bale, a Tottenham Hotspur forward, voted the best player in England last season, only ended once the clubs agreed on a world record £85m fee. This surpassed the £80m that Real Madrid paid to wrest Cristiano Ronaldo from another English club, Manchester United, in 2009



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2013/09/06(金) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

高架上の散歩道:ニューヨーク流都市再生の物語

ニューヨークの新たな観光名所、なのかどうか知らないのだが、歩いていてとても気持ちのよい散歩道。それが High Line (参考:thehighline.org および ニューヨーク経済新聞)。 マンハッタンのはずれにあった高架上の貨物列車廃線跡を、以下の写真のように、歩行者だけが通れる道としたもの。自転車やペットも禁止。ただ歩くのみ。

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2013/09/03(火) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

微笑と整形の経済学

韓国の若者の間で、平均$2,000をかけて “natural” killer smile をつくる整形手術が急増している、というWSJの記事

The need to smile all day at work is turning young South Koreans towards a surgical procedure that lifts the corners of their mouths.



韓国は既に世界最大の整形大国(日本は2011年時点で第7位)なのだけれど、"the area around the mouth was relatively unexplored" という新たな整形部位を発見したことで、さらに手術件数が増加していきそうな勢いだ。


<関連エントリ>
・美容と整形の経済学
・美容と整形の統計学:米国と英国の諸事情

2013/08/30(金) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

フットボールの統計学:Data-driven football の幕開け

野球のマネーボールをサッカーにも応用しようという動きが始まってから早数年。成果といえるものにはまだ乏しく、サッカーの多種多様な、かつダイナミックなプレイの一つ一つを情報収集し分析することの難しさが改めて浮き彫りになるようだ。

・Liverpool が目指す data-driven approach

・Manchester City が開く新たな時代
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2013/08/26(月) | Economics | トラックバック(0) | コメント(0)

アメリカの国立公園も客数伸び悩み中

先日訪れたあの有名なヨセミテ国立公園と、どちらかというと無名なオレゴン州・クレイターレイク国立公園。とはいえクレイターレイクも1902年に国立公園に指定されており、これは米国で5番目に古い。

・ヨセミテ国立公園で森林浴
・クレイターレイク国立公園のディープ・ブルー


そんなアメリカには現在59の国立公園があり、とくにこの時期はキャンプ初心者の家族連れから本格的なロック・クライマーまで、多種多様なアクティビティを楽しむ客で賑わっている。しかしながら、来客数が伸び悩み中というのが、先日の Economist の記事 "Why go outside when you have an iPhone?."


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2013/08/24(土) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

『日本人の知らない日本語』とシンクロする、僕自身が日本語を教えた経験

累計200万部を越える人気シリーズ『日本人の知らない日本語』に、なんと第四弾<海外編>が登場した。前回の<祝!卒業編>でてっきりシリーズ完結と思っていただけに、これは嬉しい誤算。

以前にも書いたように、このシリーズは大ネタ小ネタ満載の傑作ストーリーが面白いだけでなく、実は僕自身の体験ともえらくシンクロするのである。外国人に日本語を教えるというのが、いかに難しいことか。彼らが使うヘンテコな日本語に思わず笑っちゃうけど、決してそれを哂っちゃいけない。彼らのシンプルな質問に応えるのは、決して簡単なことではないのだから。


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2013/08/22(木) | English | トラックバック(0) | コメント(2)

ザ・ビッグ・データマンが、スポーツの世界に帰ってきた

先日のFinancial Times の記事 "Nate Silver: Big data’s biggest figure" が詳しく書いているように、あの Nate Silver が、New York Times を離れ、ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネルである ESPN に移ることとなった。

2008年のアメリカ大統領選挙の結果予測で一躍名を上げ、2012年の選挙でその名を不動のものとしたシルバー。初の著書 "The Signal and the Noise: Why So Many Predictions Fail-but Some Don't" も全米ベストセラーとなるなど、いわゆるデータ・サイエンティストとして最も脚光を浴びている人物と言えるだろう。


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2013/08/20(火) | News | トラックバック(0) | コメント(0)

ザ・データマン:3.3秒に隠された盗塁成功のヒミツ

先日紹介したNHKの新番組「ザ・データマン~スポーツの真実は数字にあり」。これが実に、おもしろい。

第一回放送では、「11.22秒」から読みとくサッカー日本女子なでしこの強さ。第二回は「107db」に見る女子テニス・シャラポワの勝利の叫び。そして昨日放送の第三回では、「3.3秒」に成功を賭ける野球の盗塁に焦点が当てられた。

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2013/08/17(土) | Economics | トラックバック(0) | コメント(0)

NHK戦争特番:長い旅路~日本兵になったアメリカ人

毎年8月になるたびにNHKで放送される、太平洋戦争に関連した番組。過去には、「渡辺謙が行く」として特集された、第一回『星条旗の下に生きたヒバクシャたち』、そして第二回『"9.11テロ" に立ち向かった日系人』といったものが、僕の記憶にも強烈に残っている。

これらの番組で紹介されたのが、ノーマン・ミネタ・ヨシオ氏を始めとする戦時中の日系アメリカ人。太平洋戦争勃発とともに敵性外国人として扱われ、強制収容所に収容された。日本人である日系一世と、アメリカ人である日系二世の間の葛藤。アメリカ人でありながらそう扱われない二世の屈辱。そして米国への忠誠を要求され、それを行動で示すためにドイツ最前線に送られたその二世たち。

二つの国に挟まれ翻弄され、過酷な人生を生きた彼らの生き様は、山崎豊子『二つの祖国』や真保裕一『栄光なき凱旋』でも描写されている。




そんな日系アメリカ人の歴史をもっと知ろうと思い僕が旅に出たのは、「日系人収容所跡地を訪れる、西海岸縦断の旅」で書いたとおりだ。そして今年の8月の一連の戦争特集番組でとても気になるのが、NHK-BS で8月15日(今夜10時ですよ!)16日に連続放送される、『長い旅路~日本兵になったアメリカ人~』。
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2013/08/15(木) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

米国アマゾン、美術品マーケットプレイスを開始

米国アマゾンCEOジェフ・ベゾスが個人でワシントン・ポストを買収したと報じられたその背景で、米国アマゾンが始めた新たなサービスが、美術品のマーケットプレイス "Amazon Art."

(Tech Crunch)Amazon.comが、新たに「アートストア」(fine art store)を開設している。マーケットプレイス・パートナーたちが利用する方式だ。既に作品は4万点以上が登録され、扱っているアーティストは4,500人以上で、参加ギャラリーないしディーラーの数も150以上となっているのだそうだ。145万ドルで販売されるモネの「L’Enfant a la tasse, portait de Jean Monet」や、485万ドルの値段がついているノーマン・ロックウェルの「Willie Gillis: Package from Home」等、数百万ドルもする超有名作品も登録されている。

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2013/08/13(火) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)

美術品盗難事件と来歴のミステリー

2000年に世田谷の住宅から盗まれたルノワール作品が、サザビーズの競売で1.5億円で落札されていた、という先日のニュース。

(東京新聞)警視庁成城署が窃盗事件として捜査したが、容疑者は特定されていない。海外には盗難美術品のデータベースがあるが、この油絵は登録されておらず、競売会社の盗品チェックもすり抜けたとみられる。盗まれた名画をめぐる国際協力の在り方に課題を残した。(中略)男性は返還を求める意向だが、購入者の特定や返還請求の期限の問題があり、取り戻すのは難しい。サザビーズは取材に対し、顧客情報は極秘として出品者や落札者を明らかにしていないが「(出品時の)調査では出品者は正当な持ち主で、保証もあった」と回答した。出品者は〇〇年に絵を取得したといい、盗まれてから短期間のうちに買い手が付いたとみられる。



盗まれた美術品が闇マーケットで取引されることは多々あるだろうが、これだけの金額がつく作品が、オークションハウスを通して堂々と売買されるということは、そう多くはないように思う。犯人(グループ)がそれだけ万全に「来歴」を偽ったということなのだろう。
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2013/08/11(日) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)

若冲が来てくれました in 福島

昨年ワシントンのナショナル・ギャラリーで開催された伊藤若冲展。その世界的なコレクターとして知られる、米国カリフォルニアのプライスコレクションが、東日本大震災復興支援ということで東北を巡回しており、先月末から福島県立美術館で開催中のようだ。

・伊藤若冲@ナショナル・ギャラリー


2000年の京都展で爆発的ブームとなり、2006年には東京をはじめ全国で展覧会が開かれたが、次にいつ日本で観られるか分からないコレクションなだけに、以前の展示を見逃した方は、ぜひ福島へ!9/23まで。

「プライス夫妻が語る、若冲の美」

「村上隆が語る、若冲の魅力」

2013/08/08(木) | Art | トラックバック(0) | コメント(0)

Ben Yagoda の英語ライティング新刊 "How to Not Write Bad"

以前紹介したように、デラウェア大学の英語教授 Ben Yagoda が書いている英語ライティングに関するエッセイはいつも面白い。

・Comma Sense: A Fun-damental Guide to Punctuation

・Automated grammar-checking の現在と未来

・New York Times の英文ライティング講座


その彼が出した新刊がこの、"How to Not Write Bad: The Most Common Writing Problems and the Best Ways to Avoid Them". タイトルが示唆するように、我々はどうやっても bad に書いてしまうものだ。だったら、それを前提とし、出来るだけそうならないように書くにはどうすればいいの?という問題意識で書かれた一冊だ。


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2013/08/06(火) | English | トラックバック(0) | コメント(0)

クレイターレイク国立公園のディープ・ブルー

カリフォルニアを超えてオレゴン州に入り、最初の目的地であるクレイターレイク国立公園に向かった。公園の規模としては、ヨセミテに比べれば圧倒的に小さい。しかし、アメリカでも5番目に古い国立公園であり、なによりもここの中心を成すカルデラ湖が目を見張るほどに青く美しい。吸い込まれそうなブルーというのは、こういう色を指すのではないだろうか。

元々この地に住んでいたインディアンから崇められていた山、それが噴火して出来た湖。その深さはアメリカの湖で最も深い。一方でこの湖に流れ込む川も、そこから流れ出す川もない。この地に立って感じる神秘さは、他の自然公園では感じられない類のものだった。


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2013/08/02(金) | Others | トラックバック(0) | コメント(0)

翻訳『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』

TED関連書としてはイチオシの一冊として、以前におすすめした "How To Deliver A TED Talk: Secrets Of The World’s Most Inspiring Presentations"。

・優れたTEDトークは、どこがどう優れているのか?


その翻訳書が『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』として登場した。ただ、TEDトークを使って英語とかプレゼンとかを勉強しようというのであれば、最初から洋書を読んだ方がいいんじゃないだろうか、という思いは拭えない。わざわざ翻訳してくれたことには感謝すべきなのだろうけれども。


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2013/07/31(水) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

数学は本当に美しいのか?

雑誌「考える人」は、たまにしか買うことがないのに、そのたまの機会にはどうしても手にしたくなる稀有な雑誌である。前回買ったのは、3年前の8月号で村上春樹のロングインタビューが掲載されたときだった。

・村上春樹・「最後まで歩かない」ロングインタビュー


そんな「考える人」の最新号の特集は「数学は美しいか」。村上春樹の河合隼雄賞受賞記念の特別寄稿もあり、個人的には絶対に買い、の一冊である。


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2013/07/29(月) | Books | トラックバック(0) | コメント(0)

ツールレイク収容所とカリフォルニア/オレゴンの州境

先日訪れたマンザナー強制収容所に続きやってきたのが(参考:日系人収容所跡地を訪れる、西海岸縦断の旅)、カリフォルニア州北部に位置するツールレイク収容所。

ここはマンザナーとは異なり、跡地が保存されているわけでも資料館等があるわけでもない。本当に何もないアメリカの田舎町であり、今は完全に廃れてしまっている。しかし、収容所を設けようとした場所であるわけで、おそらくこの町はその頃の当時から寂れていたのだろうという思いを強くした。

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ツールレイクを後にして北に向かうとすぐに、カリフォルニアとオレゴンの州境に至る。オレゴンは僕にとって初めて訪れる州であり、ロサンゼルスからシアトルまで西海岸を縦断した今回のドライブ旅行の中にあって、間違いなく一番素敵な場所であった。次回以降その魅力をお伝えしたい。

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2013/07/26(金) | America | トラックバック(0) | コメント(0)

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